
2021.10.13
ミリタリージャケットとは?
種類別人気アイテム&メンズコーデ例
2021.10.13
ミリタリージャケットとは?
種類別人気アイテム&メンズコーデ例
ラギッドで細かなギミックが男心を誘うミリタリージャケット。一概に「ミリタリー」とはいってもその種類はさまざまです! カジュアルな着こなしだけでなく、意外ときれいめなコーディネートにも合わせたいそんなミリタリージャケットをタイプ別にご紹介。あなたの欲しかったアイテムがきっと見つかります。
CONTENTS
#01 ミリタリージャケットの種類別の特徴と人気アイテム
└ MA-1
└ モッズコート
└ M-65
└ N-3B
└ デッキジャケット(N-1)
└ G-1
└ ダッフルコート
└ ピーコート
└ トレンチコート
└ スカジャン
└ オールウェザーコート
#02 ミリタリージャケットを使ったコーディネート例
└ コーディネート関連アイテム
ミリタリージャケットの種類別の特徴と人気アイテム
■MA-1
近年のミリタリージャケットを代表するタイプと言っても過言ではない「MA-1」。そのオリジナルは古く、1950年代アメリカ空軍のフライトジャケットとして誕生しました。
裾リブで基本的に丈感は短め。これは狭いコクピット内でも動きやすいようにデザインされたのが由来です。
■モッズコート
MA-1と同じく、定番のミリタリージャケット。オリジナルは1951年に軍の野戦用アウターとして作られ、「M-51」とも呼ばれます。
ロング丈、肩に施されたエポレットのディテール、裾の後ろ部分のフィッシュテールなどが特徴的で男女問わず人気があります!
■M-65
1965年、アメリカ空軍に採用された寒冷地用のミリタリージャケット「M-65」。M-51のモッズコートと混同されがちですが、見分け方はフードが着脱可能かどうか。
保温性が高く、こちらも取り外しできるライナーやアクリルファーなどもポイント。
■N-3B
極寒地用のナイロン製ミリタリージャケット。無骨なデザインと機能性の高さが人気で、その保温性の良さは秀逸です。
「N-3B」をオリジナルとしたアウターはさまざまなブランドからリリースされており、タウンユースにもすんなりハマる汎用性の高いアウター!
■デッキジャケット(N-1)
アメリカ海軍の戦艦搭乗員用のミリタリージャケット。海上という過酷な環境下で作業をする兵士達を守るため、襟や裏地にはボアが施されています。
表地には防水性のある肉厚の生地が採用されており、無骨なシルエットを醸し出しています。
■G-1
1930年代初頭に登場したフライトミリタリージャケット。オリジナルはゴートレザー、ムートン襟を搭載したラギッドな魅力溢れる一着です。
レザーが演出するラグジュアリーさ、上品さが人気を博しており、大人の色気を引き立たせるアイテムです!
■ダッフルコート
言わずと知れた定番アウターであるダッフルコート。こちらも実はミリタリージャケットの一つで、第二次世界大戦時イギリス海軍の士官用コートとして着用されていました。
品の良さから、スキニーやスラックスなどきれいめパンツとの相性もばっちり!
■ピーコート
船乗りやイギリス海軍が艦上用の軍服として着用していたミリタリージャケット。ダブルブレストの洗練されたデザインがポイント!
きれいめに着こなすも良し、カジュアルに着こなすも良し。幅広い年代から愛されているユースフルなコートです。
■トレンチコート
ビジネスシーンでは定番のアウター。一見するとミリタリーとは関係なさそうに思えますが、こちらはイギリス軍の防水コートとして開発されたミリタリージャケット。
男女ともに人気で、ビジネスではもちろん、カジュアルとしても着用できます。
■スカジャン
日本発祥のミリタリージャケットも存在します! 横須賀基地駐留のアメリカ軍兵士が日本の和柄をジャケットに刺繍したものが「横須賀ジャンパー(スカジャン)」と呼ばれるようになりました。また、記念品を意味する「スーベニアジャケット」とも呼ばれています。
■オールウェザーコート
アメリカ軍の全天候に対応した万能なミリタリージャケット! その名の通り撥水性・保温性に優れた生地を採用しており、ライナーも取り外し可能。
スプリングコートとしてさらりと羽織ったり、冬にはライナーを付けて防寒性を高めたりと、幅広いシーズンで着れる優れものです。
ミリタリージャケットを使ったコーディネート例
■MA-1
ミリタリージャケットの王道であるMA-1。定番であるがゆえにさまざまなスタイリングにフィットします。インナーにはカットソーやパーカーでカジュアルに、またシャツを合わせても上品にハマり、いろんな表情を見せてくれます!
他のミリタリージャケットと比べるとギミックがあまりなく、シンプルで洗練されたフォルムに仕上がっています。だからこそ、柄物のMA-1を取り入れるのもおすすめです!
■モッズコート(M-51)
やや無骨なイメージのあるミリタリージャケット。丈感はミドルのものが多く、ユニークなシルエットに。カラーはオリーブやカーキといったミリタリーさ溢れるものもおすすめですが、オフィスカジュアルのアウターやスマートさを意識したいときにはネイビーをセレクトするのもアリ!
オールマイティーでどんなアイテムとも相性が良くワードローブ入り間違いなし! 細身のパンツと合わせることで、バランスの取れたシルエットを簡単に完成させることができます。
■M-65
ボリュームのあるシルエットが魅力的なM-65のミリタリージャケット。ワイドパンツを合わせ、Aラインを意識してコーディネートすると着こなしやすく、トレンド感もあるのでおすすめ!
推したいのはセットアップやタイドアップしたコーディネートの上に羽織るスタイル。「モッズスタイル」をテーマにした着こなしは、このアイテムの魅力を最大限に引き立たせると言っても過言ではありません。
■N-3B
冬のアウターに重宝したい保温力抜群のミリタリージャケット、N-3B。フード部分にあしらわれたファーが無骨で男らしさを感じさせる雰囲気に。
着こなしとしてはジーンズを合わせたり、インナーにはスウェットをもってきたりとアメカジテイストがばっちりとハマります! ですが全体的にやや野暮ったくなってしまうので、差し色をプラスすることをお忘れなく。鮮やかなカラーをレイヤードして「ぬけ感」を意識しましょう。
■デッキジャケット(N-1)
襟元のファーが特徴のミリタリージャケット、N-1。カジュアルなデザインはストリートテイストとの相性がよく、トレンドに合ったスタイリングを作ることができます。
チノパンにローテクスニーカーを合わせた、ややオールドスクールな着こなしもおすすめ。春や秋にはライトなカバーオールタイプを選ぶことで、コーディネートの幅もさらに広がります。バケットハットやビーニーをアクセントにプラスするのも◎。
■G-1
クールで大人っぽい着こなしができる、レザーを採用したミリタリージャケット。G-1が醸し出す高級感やラギッドさは他のレザージャケットと比べ、群を抜いています!
ボリュームのあるジャケットなのでスリムなシルエットで着こなすのがベター。スキニーなどを合わせてスタイリッシュなフォルムを意識しましょう。合わせるカラーもブラックやホワイトなどモノトーンを選ぶことでより洗練されたスタイリングに。
■ダッフルコート
幅広い年代から人気を博している、カジュアルなダッフルコート。フロントに施されたトグルがユニークで、ミリタリージャケットでありながらもポップな印象を持っています。それゆえそのままカジュアルに着こなしてしまうとやや子どもっぽい雰囲気に。だからこそ合わせる服装はテーラードジャケットやスラックスがGOOD! きれいめなテイストに良い具合でプラスされるカジュアルなエッセンスが絶妙なバランスを取ってくれます。
■ピーコート
ダブルブレストのディティールが上品でクリーンなスタイリングにフィットするピーコート。ミリタリージャケットの中で比較的きれいめなアウターに位置しており、丈感はロングを選ぶほうがより大人っぽい印象になります。だからこそカジュアルダウンさせて着こなしのがおしゃれなポイント! インナーにパーカーを入れたり、足元はスニーカーを合わせる。上品さとカジュアルさのギャップのある着こなしに。
■トレンチコート
オフィスカジュアルやビジネスシーンでも活躍できるミリタリージャケット。トレンチコートはオンオフ問わず使うことのできる非常にユースフルなコートです。
スーツの上に羽織ったりと、基本的にきれいめなコーディネートとの合わせ方が思い付きますが、トレンドであるオーバーサイズのトレンチコートを選ぶことでカジュアルに着こなすこともできます! ボリュームのあるボトムスを選びAラインを作ることで、手軽に流行りのスタイリングに。
■スカジャン
日本生まれのミリタリージャケット、スカジャン。ユニークな刺繍もさることながら、ほとんどがリバーシブルに活用できるのもポイント! 気分に合わせて表情を変えることができます。
生地感から漂うリラックスなテイストはオフコーデにピッタリ。トラックジャケット感覚で羽織り、ボトムスにはジャージーパンツを合わせる。ラフでコージーなスタイリングは時代にマッチしていてかなりGOOD!
■コーディネート関連アイテム
監修
小川剛司(おがわたけし)
ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトでファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経験後、長年携わったアパレル業界の経験を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。また現在はモデルとして、更なるファッション知識を探求中!
Instagram:@t_t_k_k_s_s