
2021.10.23
フライトジャケットとは?
種類や選び方、着こなしをご紹介
2021.10.23
フライトジャケットとは?
種類や選び方、着こなしをご紹介
無骨で大人の魅力がたっぷりと詰まったフライトジャケット。数年前からトレンドとして人気のMA-1をはじめ、そのほかのタイプも注目されています。ミリタリーウェア特有の防寒性の高さはタウンユースにも大活躍すること間違いなし! 今回はそんなフライトジャケットの選び方やおすすめのコーディネートをご紹介します。
CONTENTS
#01 フライトジャケットとは?
#02 フライトジャケットの主な種類
#03 【シーン別】フライトジャケットの選び方
#04 フライトジャケットを使ったコーディネート例
フライトジャケットとは?
その名のとおり、フライトジャケットは米軍のパイロットが着用していたミリタリーウェアです。防寒性や機能性、デザイン性に優れており現在ではセンスのあるファッションアイテムとして人気を博しています。
フライトジャケットの主な種類
■MA-1
シンプルで一番定番と言ってもいいフライトジャケット。着まわしやすく、ナイロン素材が特徴的。
■G-1
レザーを使用したラギッドなフライトジャケット。襟にボアがあり、防寒性も◎。
■B-15
フロントファスナーが真ん中よりも少しずれた位置にあるデザインが特徴のフライトジャケット。
■A-2
襟やポケットが大きめでカジュアルに着こなせるフライトジャケット。アウトドアなテイストにもおすすめ!
【シーン別】フライトジャケットの選び方
■素材
フライトジャケットといえば革製が定番でしたが、現在はナイロンやコットン、ポリエステル、ノーメックスなど素材もさまざま。季節やどんなコーディネートにしたいかに合わせて選ぶのがベストです。
■カラー
オリーブドラブ、セージグリーン、エアフォースブルー、ブラックなど、フライトジャケットゆえダークトーンがオーソドックスなカラー。着回しやすさや組み合わせたいインナーに合わせてカラーをチョイスしましょう。
■中綿の有無
着心地や防寒性に影響し、がっつりアウターとして着たい場合は軽くて保温性のある「中綿あり」のフライトジャケットがおすすめ。オールシーズン着まわしたいなら「中綿なし」か、取り外しできるライナーがあればGOOD。
■刺繍やワッペンの有無
個性を出したい場合やコーディネートのアクセントにぴったりなのが刺繍やワッペン。フライトジャケットのワッペンにはネームタグや所属航空軍、航空団、航空隊などを示すものもありユニークなギミックとしてコーデに映えます!
フライトジャケットを使ったコーディネート例
コーディネートのポイントと合わせて、使用アイテムや類似アイテムをご紹介いたします。
お気に入りのコーディネートをお楽しみください。

フライトジャケット「MA-1」とプルオーバーパーカーの相性はバッチリ。簡単におしゃれシルエットを実現してくれます。インナーの丈感はアウターより少し長めがベスト! オーバーサイズのレイヤードがいいアクセントになります。
またボトムスに細身のパンツを合わせることで、トップスのボリュームに対し絶妙なバランスを取ってくれるのでGOOD。おすすめな着こなしです。
- アウター<The COMP_US> ¥24,200
- パーカー<URBAN RESEARCH> ¥6,083
- パンツ<ABAHOUSE> ¥3,300

襟元のボアが「B-15」を彷彿とさせるフライトジャケット。本来無骨なアイテムもベージュという柔らかなカラーを選ぶことでマイルドなテイストに。それに加えて、足元に合わせたローファーにも注目! きれいめなアイテムを一つ合わせるだけで、はずしのテクニックが効いた上品スタイルに。ソックスはホワイトにするなどして、さらにクリーンさをプラスするのもアリ。
- ミリタリージャケット<URBAN RESEARCH> ¥6,050
- トップス<SHIPS> ¥4,400
- スラックス<B:MING LIFE STOR> ¥8,580
- シューズ<ABAHOUSE> ¥8,990

ミリタリーウェア、フライトジャケットといえば階級や所属隊を示すワッペンが印象的です。色彩豊かで色とりどりなワッペンはデザイン性も高く、コーディネートのアクセントに! 「ブラックレザー+襟元のファー」というラギッドで男らしいイメージのG-1ジャケットもややカジュアルでユニークな印象に。いい具合に抜け感を出せるアイテムなので、一着あると使い勝手がよく便利です。

フロントにある大きなフラップポケットが、「A-2」フライトジャケットを連想させるこちらのレザージャケット。ゆったりとしたカーゴパンツライクなワイドパンツと合わせることで、ガチガチにキメすぎないスタイリングに。ほどよいリラックスなテイストがレザージャケットと絶妙にマッチしていて、おしゃれ上級者な着こなしになっています。
- アウター<LOVELESS> ¥34,650
- ニット・セーター<green label rela> ¥7,920
- パンツ<SHIPS> ¥13,200

ベージュカラーのボアフライトジャケットをメインに、ライトトーンで合わせたスタイリング。上下のカラーリングを統一することで洗練された着こなしに。その際にはもちろん、差し色を忘れてはなりません。インナーに選んだパープルのニュアンスカラーがバランスよく、存在感もあります!
このようなボアジャケットは襟元を立て、チンストラップを留めて着こなすのもおすすめです。

ストリート感溢れるパーカーのセットアップにレザーフライトジャケットを合わせた、ストリートMIXなコーディネート。レザーの無骨さも相まって、ラフなスタイリングに。
ポイントなのは、ボトムスにジョガータイプのスウェットをチョイスしたところ。やや野暮ったくなりそうな組み合わせも足元をすっきりとさせることで、全体的に引き締まった印象に早変わりします。

フライトジャケットの王道な着こなしであるこのスタイリング。やはりミリタリーテイストなジャケットにはアメカジとの組み合わせがスタンダードでしょう。白インナーにストレートのジーンズ、そして足元にはローテクスニーカー。誰にでも真似できるお手軽なスタイリングです。
インナーをチェックのネルシャツにしたり、スニーカーではなくワークブーツにしたりと気分に合わせる着こなしもGOOD!

レザーフライトジャケットに合わせたスポーティなスニーカー。キャップも相まってスポーツMIXなスタイリングが楽しめます。
レザージャケットを今っぽく着こなすには、「どう着崩すか」「いかにキメすぎないか」というのがポイントになります。トレンドであるコージーなコーディネートやリラックスなテイストが旬なので、こういったスポーツMIXに合わせたスタイルはおすすめです。
- アウター<AVIREX> ¥53,900
- ロングパンツ<improves> ¥4,730
- キャップ<Super Sports XEB> ¥5,940
- スニーカー・スリッポン<ABC-MART> ¥5,489

袖に装飾されたスタッズがモード感溢れるMA-1。フライトジャケットとモードスタイルな組み合わせは新鮮かつおしゃれです。個性的なシルエットはロングシャツとのレイヤードで作るのがベター。これだけで雰囲気のある着こなしになります。
ボトムスに合わせたフレアパンツも高ポイント。ジワジワと人気を集めているこのアイテムはワードローブに一枚欲しいところ!

シンプルな着こなしが逆におしゃれとも言えるムートンフライトジャケットを使ったスタイリング。白Tにカーキのパンツといった組み合わせがミリタリー感溢れる着こなしに。ワークブーツでもなく、スニーカーでもない足元にはモックトゥーのシューズをセレクト。無骨さに磨きがかかります。またポークパイハットを合わせてより男らしく着こなすのもおすすめ。
監修
小川剛司(おがわたけし)
ライター・ファッションモデル。学生時代のアルバイトでファッションの世界へ。大手セレクトショップの販売員、ECスタッフを経験後、長年携わったアパレル業界の経験を活かしWEBライターに。数々のファッションマガジンサイトで執筆を行い、メンズ・レディース問わずおしゃれを発信しています。また現在はモデルとして、更なるファッション知識を探求中!
Instagram:@t_t_k_k_s_s