
2022.07.13
使いやすい包丁を選ぶポイントは?
人気ブランドのおすすめも紹介
2022.7.13
使いやすい包丁を選ぶポイントは?
人気ブランドのおすすめも紹介
毎日の料理に欠かせない包丁ですが、“何となく選んだ1本”を使い続けていませんか? 優秀な包丁を使うと、作業がサクサク進んでストレスがないだけではなく、食材の鮮度やうまみを逃さないため、料理の味もぐんとおいしくなるのだとか。そこで今回は、包丁の選び方を解説! &mallおすすめの包丁もご紹介します。
CONTENTS
#01 知っておきたい包丁の種類
#02 包丁の選び方
#03 おすすめの包丁10選
#04 あると便利なキッチングッズ
知っておきたい包丁の種類
■三徳包丁
定番の三徳包丁は「文化包丁」とも呼ばれ、肉、魚、野菜と、さまざまな食材に対応したマルチな包丁です。刃渡り16~18㎝のものが多く、「牛刀」に比べると全長が短く、料理初心者や手の小さい女性でも扱いやすいのが特徴です。
■牛刀
「シェフナイフ」とも呼ばれる牛刀は、刃渡りが長く、切っ先が鋭いのが特徴。三徳包丁では切りづらいブロック肉や魚、カボチャなど、大きな食材を切るのに向いています。機能性に優れたものも多く、プロや料理上級者に人気。
■ペティナイフ、果物ナイフ
“サブ包丁”としてあると便利なのが、ペティナイフや果物ナイフ。刃渡り9~15㎝のものが一般的で、小回りがきき、食材を刻んだり、皮をむいたりと、細かな作業に最適。ひとり暮らしなら、メイン包丁としても十分使えます。
■パン切り包丁
刃がウェーブ状やノコギリ状になったパン専用の包丁。硬いパンでもスムーズに切れて、柔らかいパンも潰れることなく、きれいにカットできます。具だくさんのサンドイッチやふわふわのシフォンケーキなどのカットにも便利です。
包丁の選び方
■メインとサブで使い分ける
“メイン”で持ちたいのが、三徳包丁か牛刀。三徳包丁なら刃渡り16~18㎝、牛刀なら19~22㎝が使いやすいでしょう。まな板より刃渡りが長い包丁は使いづらいので、まな板に合わせて選ぶのも手。その他“サブ”として、ペティナイフや果物ナイフがあると便利です。菜切り包丁、刺身包丁などの専用包丁は、使う頻度や収納スペースの有無を考慮して購入するのがおすすめ。
■刃の素材で選ぶ
刃に使われる素材は、おもに3種類。主流の「ステンレス」は一定の切れ味を保ち、錆びにくく手入れが簡単。鋭い切れ味の「鋼」は、耐久性が高く、切れ味が落ちても研げば復活しますが、錆びやすいのが難点。手頃な「セラミック」は、金属のにおい移りがなく、錆びない素材ですが、刃こぼれしやすい欠点が。初心者は、扱いやすい「ステンレス」がおすすめです。
■ハンドル(持ち手)の素材で選ぶ
刃と一体構造の「オールステンレス」は、丸洗いができて衛生的。「木製」は柔らかく、手にフィットしますが、カビやすいのが難点。「樹脂製」は、水や熱に強く、抗菌仕様のものも。「木製」「樹脂製」は、刃とのつなぎ目に水分や雑菌が侵入しやすいので、口金付きを選ぶと安心です。
おすすめの包丁10選
毎日の料理で活躍する三徳包丁と、あると便利なペティナイフの2本セット。高品質のステンレス刃は、サビにくく、鋭い切れ味が長持ち。オールステンレス構造だから、丸洗いができて、いつでもクリーンに使えます。流れるようなデザインのハンドルは持ちやすく、飽きのこないスタイリッシュなデザインと、リーズナブルな価格も魅力。
貝印と、料理研究家・脇雅世さんが共同開発した調理道具シリーズ「o.e.c」の包丁。刃渡り19.5㎝で、カボチャや白菜などの大きな食材も切りやすく、直径18㎝のケーキを切るのもスムーズ。切っ先は鋭利で魚をおろしたり、にんにくをみじん切りにしたり、細かい作業にも向いています。三徳包丁と牛刀の美点を兼ね備えた万能な1本です。
三徳包丁よりもやや小ぶりで、手が小さめの人でも扱いやすい万能ナイフ。刃とハンドルが一体型のオールステンレスで、色はめずらしいマットブラック。スタイリッシュなキッチンにマッチします。ハンドルは中空モナカ構造で軽く、操作性は抜群。切っ先が細いので、みじん切りや飾り切りなどの繊細な作業にも重宝します。
まるで日本刀のような美しいダマスカス模様が特徴。鋭い切れ味はもちろん、切れ味の持続性や研ぎやすさにもこだわったプレミアムな三徳包丁です。ハンドルに鋲は使わず、ステンレスの口金と刃を溶接しているので、水分やサビの侵入をガード。逆三角形のシェイプ型で握りやすく、機能性とデザイン性を併せ持つ1本です。
刃物の産地として知られる、岐阜県関市で作られたパン切り包丁。ハンドルに無垢のケヤキを採用した、温かみのあるデザインです。切っ先はバゲットなど硬いパンへの入り込みがよく、刃中はパンをなめらかにカット。食パンを薄くスライスしたいとき、フワフワのシフォンケーキをカットしたいときも、気持ちよく切れます。
サビに強く、軽量ながら切れ味がよいセラミック素材の包丁。金属特有の金気がないので、変色しやすいフルーツをはじめ、食材本来の風味をそのまま味わえます。ハンドルはカラフルなラバー製で握りやすく、コンパクトなサイズ感は細かな作業に最適。食洗器対応でお手入れがラクなほか、除菌漂白もできて衛生的に使えます。
刃からハンドルまでオールステンレス一体構造のスタイリッシュなペティナイフ。ハマグリのような緩やかなふくらみを持たせた刃は、食材との摩擦が少なく、独特のふわっとした刃離れでストレスなく作業できます。適度な重さもあって握りやすく、刃渡りは13㎝と小型なので、野菜やフルーツの飾り切りなどにも便利です。
あると便利なキッチングッズはこちら
監修
星野早百合(ほしのさゆり)
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターに。雑誌やWEBサイト、ムックなど、女性向けメディアを中心に活動。最近は、暮らしまわりや子育て情報、著名人のインタビュー原稿などを多く執筆。保育園に通う女児の母。