2022.12.13
トレイルランニングシューズとは?
初心者でも迷わない選び方
2022.12.13
トレイルランニングシューズとは?
初心者でも迷わない選び方
四季折々の自然の中を、爽快に駆け抜けるトレイルランニング。全国で開催される大会も増加中の、人気のアクティビティです。「走る」スポーツであるトレイルランニングを足元から支えるシューズ、そのセレクトは快適かつ安全なランにはとても重要。今回はトレイルランニングシューズの選び方とおすすめをご紹介します。
CONTENTS
#01 &mallで人気のトレイルランニングシューズはこちら!
#02 トレイルランニングシューズの選び方
#03 おすすめのトレイルランニングシューズ16選
└ アシックス
└ ナイキ
└ ON(オン)
└ ニューバランス
└ サロモン
└ ホカ
&mallで人気のトレイルランニングシューズはこちら!
■トレイルランニングシューズの特徴は?
通常のランニングとトレイルランニングの違いは、ずばり走る路面です。平坦な舗装路を走るランニングと違い、トレイルランニングは未舗装の山道(トレイル) を走ります。雨天などでは滑りやすい泥や水たまりが発生しますし、高所では不安定な岩場を通過する場面も生じてきます。このため、トレイルランニングシューズには不整地にも対応可能なグリップ性・クッション性や、雨天時のランにも耐えうる防水・透湿性や通気性が重要。加えて、木の根や鋭い岩角に対する堅牢性も必要なのです。
トレイルランニングシューズの選び方
■まずはサイズ感・フィット感をチェック
シューズのサイズ表記はブランドごとに異なります。モデルによってはワンサイズ上を推奨しているものもあり、まずは実際に試し履きするのがベター。トレイルランニング用のソックスを履いて靴に足を入れたら、床をかかとで叩きフィットさせます。この状態で爪先に足指が自由に動かせる1cm程度の余裕がある状態が理想、長時間のランで足がむくみやすい人は1.5cm程度あっても良いでしょう 。通販の場合は、実際の足長(つま先からかかとまで、最も長い部分のサイズ)より1.5~2cm程度、通常の革靴のサイズより1.5cm程度大きいサイズを目安にしてください。
■グリップ力・クッション性
土・岩・砂利などさまざまに変化するトレイルの路面。そこでスリップを防止するグリップ力は、もっとも重要なポイントです。アウトソールの材質やラグ(靴底の突起)の深さや配列によって変わります。初心者はラグの深さが3〜4mm でランダム配列の汎用性と安定性が高いモデルがおすすめです。
アウトソールの構造や厚み、ミッドソールの材質などで決まるクッション性も大事なポイント。着地時のショックによるけがを防いでくれます。衝撃緩衝性素材などクッション性を向上させる工夫はブランドによって異なります。
■通気性・防水性
実は、足裏は1平法センチメートルあたり300もの汗腺がある汗っかきな部位です。ランニング中に蒸れてしまい足の皮が剥がれることも。このためアッパーは通気性の良いメッシュ素材のモデルがおすすめです。GORE-TEXなどの防水素材を使用したモデルも魅力的ですが、シューズ内部に水が侵入するとかえって排水されにくいので状況に合わせてチョイスしましょう。
■ねじれ剛性・堅牢性
傾斜や段差などさまざまな方向から力が加わるトレイルでシューズの形崩れが起こると、足に大きな負担がかかります。そのため、各パーツにはねじれ剛性を確保するさまざまな工夫が凝らされています。できれば実際にシューズを手に取って力を加え、変形の度合いを確認しましょう。
特に爪先部分は木の根や岩角にぶつかって負傷することが多いです。ソール自体がせりあがり爪先を包み込んでいたり、アッパーの広範囲がラバーコーティングされていたりする堅牢性の高いモデルは、こうした状況に心強いアイテムです。
■サブアイテムも活用を
シューズ以外のアイテムにもこだわると、トレイルランニングがより快適に。シューズ内で足の形を理想的な状態にキープしてくれる高機能インソール(中敷き)への交換や、足の発汗を吸収しつつ踏ん張りが効く五本指ソックスの使用はその代表例。トレイルランニングで何らかのストレスを感じたら、こうしたアイテムの活用もおすすめですよ。
おすすめのトレイルランニングシューズ20選
■アシックス
ASICSのメンバーが、ロンドンの気鋭スニーカーデザイナーであるキコ・コスタディノフ氏のスタジオクリエイティブコンサルタントとともに開発したメンズモデル。美しい自然風景をイメージしたカラーのアッパーは、GORE-TEX素材で防水透湿性も確保。軽くクッション性に優れたミッドソールと十分なグリップ力のアウトソールも魅力です。
■ナイキ
通気性の高いメッシュ素材をアッパー全体に採用した上で、アウトソールには前足部までを包み込むラバー素材で爪先を強化したレディースモデル。ランナーのデータに基づいて設計されたラグパターンを採用したソールがもたらすグリップ性は、トレイルでは安定した姿勢を、ロードではスムーズな動きをサポートします。
ランナーのデータに基づきアッパー全体にエンジニアードメッシュを配置し、軽量化・耐久性・通気性をすべて実現したメンズモデル。爪先全体にスキンを追加して岩角や木の根からのダメージを緩和してくれます。強度と柔軟性を兼ね備えたナイキ独自のFlywireテクノロジーを足中央部のバンドに搭載、サポート性も抜群です。
■On(オン)
マウンテンアクティビティの本場、スイス発祥のブランド・On(オン)。空洞の形をしたCloudパーツをつなぎ合わせて作られる同社独自のソールが、優れたクッショニングで快適な走り心地を実現しています。こちらは軽量で汎用性の高いレディースモデル。再生ポリエステルを多く使用し、環境にも配慮しています。
クッショニングの効いたソールが優れた履き心地を約束する、軽くて汎用性の高いトレイルランニングシューズ。トレイルの新しい魅力を引き出し、楽しみ尽くす鍵となるシューズです。
■ニューバランス
甲高幅広な足型の多い日本人は、海外ブランドのシューズではフィットするモデルが見つからないことも。そんな悩みを解消する4Eサイズのメンズモデルです。弾力性と耐久性を備えた厚みのあるミッドソールがもたらすソフトで弾むようなライド感と、不整地に対応するグリップ性と適度な屈曲性を備えたアウトソールが心強いです。
トレイルランニングから普段履きまでカバーする機能とデザインでアップデートしたトレイルモデル。ソフトで弾むようなミッドソール、不整地に対応するグリップ性と心地よい屈曲性を満たしたATトレッドアウトソール、爪先部を保護する3層構造のトゥプロテクションを搭載しています。
■サロモン
トレイルの定番SPEEDCROSS6。軽量化を追求しつつさらにパワーアップしたこのバージョンは、優れたグリップが地面をしっかり捉え、泥落ちもスムーズです。防水性と通気性に優れたGORE-TEXメンブレンは濡れた地面やぬかるみに最適、足をドライに保ちます。
■ホカ
監修
鷲尾 太輔(わしお だいすけ)
山岳ライター・登山ガイド・山岳観光コンサルタントなど「山と人をつなぐ架け橋」をモットーに登山に関わる様々な活動を展開。YAMA HACKやYamakei OnlineなどのWEBメディアでは、ギアレビューやルートガイドから、地図の読み方などの登山知識、安全啓蒙や山岳信仰まで、様々な記事を執筆中です。
Twitter:@AlleinAdler
Instagram:@usagicco_guide