![トレッキングシューズはどう選ぶ?<br>人気ブランドのイチオシも紹介](/medias/climbboots_main.jpg?context=bWFzdGVyfGZlYXR1cmV8ODIyNTN8aW1hZ2UvanBlZ3xzeXMtbWFzdGVyL2ZlYXR1cmUvMTE5MjExMjc2MzcwMjIvY2xpbWJib290c19tYWluLmpwZ3xkZjYwODNiOTFjZjBlNTdjZGZkOTE3ZTMwM2YxNTk0YTQyMzQyNDQ4MjQxOGVkZDI1MzY2MDRhMWE5ZDU0YTY1)
2022.02.24
トレッキングシューズはどう選ぶ?
人気ブランドのイチオシも紹介
2022.2.24
トレッキングシューズはどう選ぶ?
人気ブランドのイチオシも紹介
日常生活の喧騒から離れて自然の息吹を満喫できるハイキングや登山は、リフレッシュやヒーリングにもぴったり。そんなアクティビティを足元からサポートしてくれるのがトレッキングシューズ。舗装されていない野山を快適に歩ける上、ケガから足を守ってくれる頼もしい存在です。今回は、フィールドに合わせたトレッキングシューズ選びをご紹介します。
CONTENTS
#01 まずは&mallで人気のトレッキングシューズをチェック!
#02 トレッキングシューズとは?
#03 トレッキングシューズの種類
#04 トレッキングシューズの選び方
#05 おすすめのトレッキングシューズ
まずは&mallで人気のトレッキングシューズをチェック!
トレッキングシューズとは?
日常のウォーキングと登山やハイキングの最大の違いは、舗装路でなく自然の中を歩くこと。滑りやすい土の上、足を引っ掛けがちな木の根、ゴロゴロと不安定な岩の上など、様々なコンディションの路面を歩くことになります。そのためトレッキングシューズには、足首の捻挫などのケガから保護する高めにカットされたアッパー(足首周り)、滑りにくくショックを吸収する硬めのソール(靴底)、足を雨や水たまりから守る防水性素材を採用しているモデルが多いのです。
トレッキングシューズの種類
■足首周りの高さ(カットの高さ)
■ハイカット
足首周りをがっちりホールドしてくれるハイカットのトレッキングシューズ。ガレ場と呼ばれる岩がゴロゴロした斜面など不安定な登山道でもバランスが取りやすく、重い荷物を背負っての長距離歩行でも足を疲労から守ってくれます。日本アルプス・八ヶ岳など標高3000m前後の本格的な高山や、テントなどの重装備を背負う必要のある、数日間にわたる長期縦走などにおすすめです。
■ミドルカット
適度に足首を保護してくれるミドルカットのトレッキングシューズ。階段や斜面などで起こりやすい足首の捻挫を防止することができます。また小石や木の葉などが靴の中に入りにくいため、いちいち靴ひもをゆるめて脱ぐという場面も減らすことができますよ。比較的整備された登山道が多い1000m前後の低山や、荷物が軽い日帰り登山などにおすすめです。
■ローカット
足首が露出するローカットのトレッキングシューズ。普段使っている靴とほぼ同じ履き心地のため、ストレスなく軽快に歩くことができます。ただし傾斜や階段のある登山道で使用すると、足首のケガの原因に。平坦な道が続く森林や湿原でのハイキングなどにおすすめです。もちろん日頃のウォーキングやランニングでも使用可能! お気に入りのシューズなら足取りも軽くなりますよ。
■ソールの硬さ
■硬い
手で力を加えてもほとんど曲がらない、硬いソール。岩場など凹凸の多い登山道を歩いている時にも、地面から突き上げてくるショックをしっかり吸収してくれます。また狭い岩角など爪先のみで次の一歩を踏み出さなければいけない場面でも、ソール全体で身体を支えてくれます。こうした岩稜の多い高所登山や、荷物の重い縦走登山、アイゼン(滑り止め)をソールに装着する雪山登山におすすめです。
■中間
力を加えると適度に曲がる中間のソール。荷物が軽い日帰り登山で階段など足裏を反らせて推進力を付けて歩きたい時にも、その動きにストレスなく追従してくれます。またトレッキングシューズのソールはグリップ力の高い素材を採用しているので、低山に多い土や小石・砂に覆われた滑りやすい斜面でも、爪先からかかとまでソール全体を接地させる「フラットフッティング」を実践すれば、スリップせずに歩くことができますよ。
■柔らかい
力を加えるとくの字に曲がる柔らかいソール。かかとで着地して爪先で次の一歩を蹴り出すという平地での歩き方には、もっともストレスなく足裏の動きに追従してくれます。平坦なコースのハイキングや、芝生の広場で行うことが多いキャンプや野外フェスにはぴったり。衝撃吸収性とグリップ力の高いソールのモデルであれば、「フラットフッティング」ではスピードが出せないトレイルランニングにもおすすめです。
トレッキングシューズの選び方
■カットの高さ・ソールの硬さ
トレッキングシューズのモデル展開において、カットの高さとソールの硬さはほぼ比例。本格的な登山になるほど、カットが高くソールが硬いシューズが必要になります。自分が目的とする山がどのレベルなのかに合わせてセレクトするようにしましょう。
■サイズ
足の汗を発散させるためトレッキングでは少し厚手のソックスを履くのが一般的なので、その上から試し履きを。靴に足を入れたら床をトントンとかかとで叩きフィットさせた状態で、爪先に足指が自由に動かせる1cm程度の余裕がある状態が理想です。日本人は西洋人に比べて足の甲が広く高い人が多いので、特に海外ブランドの場合は幅・高さもチェックしましょう。
■防水透湿性
サイズで触れた通り足は意外に汗かきなので、シューズの中が蒸れてしまうと靴ずれの原因にも。GORE-TEX®︎に代表される防水透湿性(外側からの水はシャットアウトして内側の蒸れは放出する)素材を使用したトレッキングシューズが、最近では主流になっています。
おすすめのトレッキングシューズ
ハイキングやウォーキングをはじめ、軽い登山におすすめのトラッキングシューズ。軽量なクッションがよりスムーズな履き心地を提供し、HOKA独自の拡張されたヒールはスムーズな足運びをサポートします。ゴアテックスにより高い防水性を発揮します。
特に温かいシーズンに最適な通気性に優れたVENT SUPPORT SYSTEM搭載の軽量ハイキングシューズ。クッション性と速乾性のあるメッシュインソールは、吸湿発散性と速乾性があります。EVAミッドソールはクッション性が高く快適、ラバーアウトソールでグリップ力も良好です。
監修
鷲尾太輔(わしおだいすけ)
山岳ライター・登山ガイド・山岳観光コンサルタントなど「山と人をつなぐ架け橋」をモットーに登山に関わる様々な活動を展開。YAMA HACKやYamakei OnlineなどのWEBメディアでは、ギアレビューやルートガイドから、地図の読み方などの登山知識、安全啓蒙や山岳信仰まで、様々な記事を執筆中です。
Twitter:@AlleinAdler
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