2022.03.30
まな板の失敗しない選び方って?
素材別おすすめアイテムを紹介
2022.3.30
まな板の失敗しない選び方って?
素材別おすすめアイテムを紹介
料理をするときの必需品・まな板。毎日使う身近なツールだけど、素材もサイズも形状も、価格帯もさまざま。いろいろなメーカーから販売されていて、買い替えを考えたとき、「どれを選んだらいいの?」と、迷ってしまいますよね。そこで今回は、まな板を選ぶときのポイントを解説! &mallおすすめのまな板もご紹介します。
CONTENTS
#01 まな板の選び方
#02 【素材別】おすすめのまな板
#03 あわせて揃えたいキッチングッズ
まな板の選び方
■素材で選ぶ
リーズナブルなものが多い「プラスチック製」は、漂白剤も使えて扱いやすく、家庭向きです。ただし、包丁のあたりが悪く、刃こぼれしやすい欠点も。「木製」は刃あたりが柔らかく、腕への負担も少ないですが、手入れが少々手間。湿ったままだとカビの原因になるので、使用後はしっかり乾かしましょう。「ゴム製」は、プラスチック製より刃こぼれしにくく、木製より手入れが簡単でバランスの取れた素材。漂白剤も使えますが、ほかの素材に比べて重く、熱に弱いまな板もあるので注意が必要です。
■厚みで選ぶ
手の疲れにくさで選ぶなら、まな板は3cm以上厚みのあるものがおすすめ。厚いほど弾力性があり、素材によって差はあるものの、包丁の衝撃を吸収してくれる効果も。調理中の疲労感を軽減してくれます。収納スペース重視なら、薄型のまな板がいいでしょう。薄くて軽量で、折り曲げたり丸めたりできるゴム製のまな板なら、持ち運びの際もかさばらず、キャンプなどのアウトドアシーンでも重宝します。
■サイズと形状で選ぶ
大きいほど食材が落ちにくいので、できれば幅が45㎝以上あるまな板がおすすめ。ただ、家族構成や調理スペースによっても異なるので、自分に合うサイズを見極めましょう。「調理スペースに置けるか」「シンクで洗えるか」が、ひとつの目安です。形状は、幅がある長方形が切りやすく、正方形はコンパクトなキッチンに向いています。 “見せる収納”を楽しみたいなら、「丸形」がおすすめ。奥行きがあって、意外と切りやすいと人気です。
■手入れのしやすさで選ぶ
まな板は毎日使うものなので「抗菌加工がされているか」「漂白剤が使えるか」「熱湯消毒できるか」、食洗器を使っているなら「食洗器に対応しているか」を最低限チェックしましょう。まな板は細菌が繁殖しやすいツールですが、抗菌加工済みなら、細菌の繁殖を抑えるといわれています。木製なら、抗菌作用があるヒバがおすすめです。また、衛生的に使うためにも漂白剤や熱湯消毒で手入れをしたいところですが、NGのまな板もあるので要注意。
■機能性で選ぶ
軽量のまな板、薄いまな板は滑りやすく、うっかり手を切ってしまう恐れも。安全性を重視したいなら、裏面の四隅に滑り止めが付いたまな板を選びましょう。まな板を収納するスペースがないときは、スタンド付きのまな板が便利です。そのほか、おろし器のように食材をすりおろす「おろし機能」、まな板の上に溜まった水が切れる「水切り機能」付きのまな板も。ただ、あまり使わない機能だと切る作業のジャマになることもあるので、しっかり検討しましょう。
【素材別】おすすめのまな板
■プラスチック製
肉、魚、野菜、調理済食材と、食材によって使い分けができる4種類のまな板のセット。それぞれのまな板にイラストタグが付いているので、一目瞭然。表と裏の両面が使え、調理中にまな板を洗う手間がなく、衛生的に使えます。ケース付きでスリムに収納できて、まな板は食洗器の使用OKなのもうれしいポイントです。
衛生面が気になる人も安心して使える、抗菌仕様のまな板。本体に抗菌剤が練り込んであり、カビや大腸菌、ブドウ球菌などの繁殖を抑えてくれます。両面ともリバーシブルで使えて、食材ごとの使い分けもOK。裏面には食材から出た水分が溜まる溝が付いていて、キッチンを汚しにくく、調理中のストレスを軽減してくれます。
モノトーンカラーのシンプルなまな板は、スタイリッシュなキッチンにぴったり。片面ずつ白とグレーで色分けされているので、肉と魚、野菜とフルーツなどの使い分けに便利です。両面の四隅にそれぞれシリコン製のストッパーが付いていて、安定感はバツグン。調理台が水で濡れていても、滑りにくく快適に使えます。
繊細な花柄が描かれたおしゃれなデザインで、立てかけておくだけで、キッチンがさわやかな印象に!食材をこぼさず移動できるガード付きでお料理がもっとスムーズに楽しくなります。食洗機、塩素系漂白剤使用が可能なのでいつでも清潔に保つことができるのもうれしいポイント。
縁が立ちあがり、まるでスコップのような見た目のまな板。カットした食材が転がったり、散らばったりしにくく、小ねぎやにんにく、しょうがなど、薬味を刻むときにも重宝します。ハンドルがあり、切った食材をボウルや鍋に入れるときもスムーズ。裏面にはストッパーが付いているので、滑りにくいのも好ポイントです。
厚さ0.4㎝と極薄で、使いやすいサイズ感のスクエア型まな板です。端には、しょうがやにんにくなどの薬味をすりおろせる、便利なおろし機能付き。食材から出た水分をとどめる溝が付いていて、調理台を汚さずに使えます。食材の散らばりを防ぐフードストッパー付きで、ストレスも軽減。清潔に保てる抗菌加工済みです。
■木製
弾力性が高く、抗菌・抗カビ・殺菌作用があると言われている四万十ひのきを使用。肉や魚などの食材のにおいが移りにくく、清潔に使えます。ひのき材は包丁の刃先を傷めにくい適度な硬度で、快適に調理できるほか、包丁の切れ味も長持ち。ツマミを回転すると自立するスタンド式で、水切れがよく、乾きやすいのも◎。
環境にやさしい、天然木の合成繊維で作られたまな板。表面は細かな穴のない非多孔性で、洗った後も乾きやすく、水分やバクテリアの侵入を防いでくれます。刃あたりは柔らかく、薄くて軽量ながら、耐久性に優れているというメリットも。表面の耐熱温度は176℃と、食洗器の使用はもちろん、鍋敷きとしても活躍します。
硬く頑丈で、耐久性にも優れたチーク材のまな板。10.5×18.5㎝の小ぶりサイズは、食卓での使用にもぴったり。チーズやパン、フルーツなど、食材をカットしたら、そのままプレートとして盛り付けるのもおすすめです。丸みのあるフォルムと美しい木目は、食卓に温もりをプラス。使うほどに光沢が増すなど、経年変化も楽しみです。
四万十ひのきの一枚板を贅沢に使ったまな板。厚くて安定感があるのでお料理しやすいのが特徴です。洗うときに重さを感じないように、ステンレスの取っ手がつけられています。
■ゴム製
ゴムのような弾力性のある素地に抗菌剤を直接練り込んだ、安心の抗菌まな板です。なめらかな切り心地で包丁の刃を傷つけにくく、手も疲れないので作業がスムーズ。みじん切りや小口切りといった細かな作業もサクサク進みます。D型のまな板は、手前で切った食材を奥におけるので効率がよく、立てかけやすいメリットも。
抗菌剤入りのTPU(熱可塑性ポリウレタン)で作られているので、いつも清潔。ゴムと硬質プラスチックの良さを兼ね備え、傷が付きにくく、気になる菌の繁殖を防ぎます。両面が使えるリバーシブル仕様、熱湯消毒&食洗器使用OK、汁こぼれ防止の溝付き、吊り下げて乾かせるフック付きなど、使いやすいポイントをおさえたまな板です。
抗菌剤を配合した、最高級品質のエラストマー素材のまな板です。ソフトで弾力があり、水に浮くほど軽量ながら、耐久性は◎。菌が繁殖する原因となる傷が付きにくく、煮沸や熱湯消毒もOKで、いつでもクリーンに使えます。洗った後の水切り・水弾きもよく、食洗器や乾燥機にも対応していて、使用後のお手入れもラクにできます。
あわせて揃えたいキッチングッズはこちら
監修
星野早百合(ほしのさゆり)
編集プロダクション勤務を経て、フリーランス・ライターに。雑誌やWEBサイト、ムックなど、女性向けメディアを中心に活動。最近は、暮らしまわりや子育て情報、著名人のインタビュー原稿などを多く執筆。保育園に通う女児の母。