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8/8・9に「箔の日」イベント開催。箔座日本橋で触れる、箔の魅力と可能性
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「は(8)く(9)」の語呂合わせにちなんで制定された、8月9日の「箔の日」。伝統工芸としての「箔」の技術を次の世代へ継承し、発展を祈願する日として親しまれています。
今回は、箔の日に合わせてコレド室町1・1Fの「箔座日本橋」に来店し、箔加工の実演を行う箔職人にインタビュー。箔の歴史や文化について伺うとともに、箔の魅力に直に触れられる箔座日本橋でのイベント情報もお届けします。 -
「箔の日」とは?
「箔の日」の歴史は意外と古く、1971年(昭和46年)にまで遡ります。多くの金箔メーカーが加盟する「石川県箔商工業協同組合」により制定されました。
歴史ある金箔の技術や文化を後世に残していきたい、そして一般の人々にも箔という素材の魅力を知ってもらうきっかけをつくりたい。そんな願いが込められた記念日です。
この日には、金沢では箔にまつわるさまざまなイベントが開催され、またコレド室町の「箔座日本橋」でも金沢の職人技に触れられる特別な機会を提供しています。 -
箔づくりの、歴史といま
金沢で箔づくりが始まった正確な時期は定かではありませんが、約430年前(1593年)に加賀藩の初代藩主・前田利家が金箔づくりを命じたという記録が残っています。
江戸時代に入ると、幕府が貨幣鋳造の権限を握るために、江戸と京都以外での箔打ちを禁じることに。それでも加賀藩はひそかに金箔の製造を続けたそうです。人目を忍びながらも箔打ちの技術は受け継がれ、磨き抜かれていきました。
時代は流れて2026年現在、日本の金箔はその100%が石川県金沢市で生産されています。 -
「縁付金箔」と「断切金箔」
金箔の製法には大きく分けて、「縁付金箔」と「断切金箔」の2つがあります。
400年以上の歴史を持つ「縁付(えんつけ)金箔」は、和紙に金を挟んで打ち延ばす、伝統的な製法です。ここで鍵を握るのが「箔打ち紙」。手漉きの和紙(雁皮紙)を水や藁の灰汁・柿渋・卵白などに浸した後に絞りこみ、機械打ちします。これを何度もくりかえし、半年以上をかけてじっくりと育てた箔打紙こそ、箔づくりの要といっても過言ではありません。
もうひとつは、グラシン紙にカーボンを塗布した紙を用いる「断切(たちきり)金箔」。50年以上前に開発された近代的な製法です。縁付金箔のように紙を何度も移し替えるのではなく、一気に打ち延ばしていくため生産性が高く、現在では金箔流通の多くを占めています。
独特の美しい輝きと耐久性を併せ持つ縁付金箔は、いまも国宝や神社仏閣の修復などに欠かせません。今年、創業50周年を迎える「箔座」では、いまもなお伝統的な縁付金箔をつくり続け、重要文化財の存続に寄与しています。 -
箔のこれからと可能性
箔打ち職人が作り上げた箔を、プロダクトに施し表現するのが箔押し職人です。
素材にどうアプローチし、どうすれば美しく仕上がるのか。完成までの全工程に、常に神経を張り巡らせ、ひとつひとつの動作の奥に無数の判断と気配りの積み重ねが求められる仕事です。
箔座では、岩手県の中尊寺金色堂をはじめ、数多くの神社仏閣、国宝や重要文化財などの修復に関わる一方で、日常に根ざした器やインテリア、アクセサリー、さらにはコスメや食品などにも箔を活用しています。
近年は箔加工のオーダーにさらに力を入れており、金沢金箔伝統技術保存会と協力し、2025年7月 に開業した「ティファニー 銀座」2階フロア天井への「職人による、現地での金箔施工」は、その代表作のひとつです。さらに、全国各地のホテルや商業施設などでも、箔座の箔加工が採用されています。
「“箔がそこにある”未来をつくる。」という企業理念のもと、伝統を守り続けるだけでなく、現代を生きる人々の暮らしにその価値を届けるために。箔座は箔の可能性を、ますます広げています。 -
金箔の魅力に触れられるイベント「箔の日 2026」
2026年8月8日(土)・9日(日)の2日間、コレド室町1・1Fの「箔座日本橋」にて、金沢から箔押し職人を迎える特別イベント「箔の日 2026」を開催。
箔押し職人による実演では、「金箔を通した手しごとの表情」が見どころ。工場のラインで均一に量産されるのではなく、一枚一枚に個性が宿る箔加工。箔をはった瞬間に生まれる細やかなシワさえも、美しい表情の一部となります。同じものは二つとなく、人と同じようにすべてが違う。その個性も金箔の大きな魅力といえるでしょう。
また、来場者自身が職人気分で箔を施せる体験プログラムもご用意。「金魚の金箔コットンポーチ(要予約)」や「しあわせの箔石」をつくるワークショップをお楽しみいただけます。
昨年の開催時も大きな反響があり、大盛況のうちに終えた「箔の日」イベント。金沢の職人の手仕事と、箔という素材の奥深さに触れられる貴重な機会です。ぜひ足をお運びください!
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