黄粉引飯碗 平 小 / 佐藤 敬

益子で活動されている陶芸作家、佐藤 敬さんの作品です。 足で蹴って回転させる蹴轆轤(けろくろ)を使って形作られるうつわは、電動とは違い、作家の息遣いや感覚が如実に現れ、その個性をたのしめます。 土そのものの自然な質感と色合いを生かした仕上がりで、どんなお料理や食卓にも溶け込みやすく使いやすいうつわです。 手作りのため、表面の色は均一ではなく、鉄点や石はぜ、釉薬がかかっていない素地が見られる部分もあります。同じうつわでも、黄色っぽいもの、白っぽいもの、茶色っぽいものなど、色味に個体差があります。そういった部分も含めて作品の個性や味わいとしてお楽しみいただければと思います。佐藤 敬(takashi sato):1976年 長野県に生まれる。中学卒業まで東京都や茨城県で過ごし、高校の授業で初めてろくろに触れる。アメリカの大学に1年間留学後、唐津で３か月修業し、茨城で作家活動を開始。26歳で成井氏に師事。以来益子で活動を続ける。