アラン×ラクーンシルクコンビ プルオーバー

《デザイン》
前身頃は冬のニットを代表する英国調のアラン柄、後身頃は柔らかくてふわふわのラクーンシルクをコンビにしたユニークなアラン×ラクーンシルクコンビニットです。
北アイルランドのアラン諸島に由来するアラン柄のトラディショナルパターンにはそれぞれ意味がこめられています。例えばケーブル柄は漁に使う縄を表し、安全と豊漁の願いが込められています。ダイヤ柄は成功と富と財宝を象徴し、それらを組み合わせてセーターを編むことで、漁村の繁栄を願ったそうです。
後身のラクーンシルクは、ふんわりと包み込まれるような柔らかな風合いが特長です。
それぞれ異なる素材の適切な風合いを引き出すため、前と後ろがバラバラのまま袖や襟を付けて別々に風合い出しをした後、最後にドッキングしています。
身巾、着丈共にゆったりめで快適に着られるサイズ感です。

《素材》
タスマニアラムのアラン柄とヘアリーなラクーンシルクをコンビ使いしたアラン×ラクーンシルクコンビニットです。
アラン柄に使用しているタスマニアラムは自然環境がやさしいタスマニア島で育った、ラムウールの中でも毛質が細いものだけを厳選して紡績しています。
風合いがソフトでスポンディッシュなため、柄が浮き立ちアラン柄に適しています。
後身頃のラクーンシルクは編地にした後、縮絨の過程で自然に毛足を出すファー加工でふわふわの柔らかな毛足になっています。
ファー加工は、一度に加工する分量や温度、時間などちょっとした違いでも出来上がりの風合いが変わってしまう難しい作業になります。