![ダッチオーブンのおすすめは?<br>用途別の最適な選び方を解説](/medias/dutchoven_main.jpg?context=bWFzdGVyfGZlYXR1cmV8MTIzNTI0fGltYWdlL2pwZWd8c3lzLW1hc3Rlci9mZWF0dXJlLzExOTIzMzAwMDg5ODg2L2R1dGNob3Zlbl9tYWluLmpwZ3w1OWIyNjc1YmNiYzE1ODU0OTI2MzVlMjM3NjIzODI4NTVjOWU0MjE0NWM5N2NkYjEwMjdhODQyOWU1ZDI0ZTdh)
2022.02.25
ダッチオーブンのおすすめは?
用途別の最適な選び方を解説
2022.2.25
ダッチオーブンのおすすめは?
用途別の最適な選び方を解説
ダッチオーブンとはキャンプなどで使用されるフタ付きの鋳鉄鍋のこと。一台あればさまざまな方法で調理ができる万能アイテムです。フタが重く水蒸気を閉じ込めるので、食材のうま味を逃さず調理できるのが魅力。保温力が高いので調理後そのまま食卓へ出せば、熱々のお料理を楽しむことができます。
CONTENTS
#01 ダッチオーブンとは?
#02 ダッチオーブンの種類
#03 ダッチオーブンの選び方
#04 ダッチオーブンのおすすめメーカーと人気モデル
ダッチオーブンとは?
■「万能鍋」と呼ばれる分厚い金属製の鍋
ダッチオーブンは、焼く・炒める・煮る・蒸す・揚げる・燻すなど、1台で幅広い調理に対応できる万能鍋。フタに重量があるので蒸気を逃がさず、圧力鍋のような効果で食材のうま味を引き出してくれます。フタが平らなので裏返してフライパンのように使ったり、鍋を重ねて調理したりするほか、上に炭を置いて上下から加熱することも可能。丈夫な金属製なので持ち運びの際に傷が付いたりへこんだりする心配もありません。
■アウトドア・レジャー用アイテムとしても人気
煮込み料理はもちろん、パンやピザ、ご飯も炊けるのでこれ一台あればいくつも鍋を持参する必要がありません。そのためアウトドアやレジャー用としても広く愛用されています。水を加えなくても、食材から出た水分で調理する無水調理ができるのも人気の理由。ダッチオーブンを使ったレシピも豊富で、アレンジも自在なので家族で楽しみながら料理を作ることができます。
ダッチオーブンの種類
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■<素材>
■鋳鉄製:初心者でも使いやすい
スタンダードなタイプ。他素材に比べて厚く重量があり、蓄熱性と保温性に優れていて、食材をむらなく調理することができます。長く使うためにはシーズニングという慣らし作業やメンテナンスが欠かせませんが、シーズニング不要の製品も登場しています。使うほどに味が出るのが魅力です。
■黒皮鉄板製:タフで衝撃や急な温度変化にも強い
鉄を約1200℃の高温で加熱する際にできる黒皮と呼ばれる膜で守られているのが特徴です。洗剤や金タワシで洗っても劣化しにくく、衝撃や急な温度変化にも強いですが、鋳鉄製同様にこまめなメンテナンスが必要です。油なじみがよく熱伝導率が高いので、一般的なフライパンなどにも使われている素材です。
■ステンレス製:手入れが簡単で自宅でも使いやすい
シーズニングやメンテナンスが不要で、鋳鉄製や黒皮鉄板製と比べて扱いやすいため初心者にもおすすめ。さびにも強いので、残った料理をそのまま保存できます。家庭用ガスコンロやIHヒーター、電気プレートに対応しているモデルも多く、アウトドアのみならず自宅でも気軽にダッチオーブンを楽しめるのが魅力です。
■<形状>
■キャンプオーブン
焚き火を利用して調理ができる鍋。フタの上だけでなく鍋の下にも炭や薪を入れておける三本脚タイプが一般的で、焚き火の上に置いても安定感があります。持ち手がついているものが多く、重量感があっても、持ち運びしやすいのがポイント。大人数の食事を調理するキャンプでの利用がおすすめです。
■キッチンオーブン
底が平らなので、自宅のガスコンロで日常的に使えます。IHクッキングヒーターにも対応しているものも多いので、自宅コンロに合わせて選びましょう。網の上に置くことでアウトドアでも使用可能です。
■スキレット
小さめのフライパン型で、コンパクトかつ軽量なのが特長。1回で調理できる量は少ないため、ソロキャンプや少量の食事の調理に適したアイテム。家庭でもオーブン調理後にそのまま食卓に出したり、バーベキューやピクニックなどのちょっとした外出シーンでの使用が◎。
■コンボクッカー
ダッチオーブンとスキレットが組み合わさった鍋で、ダッチオーブンが本体、スキレットがフタの役割を果たします。2つを組み合わせて煮込み料理などを作るのはもちろん、スキレットでベーコンエッグを焼いて、ダッチオーブンでスープを作るなど別々に使うことも可能です。
ダッチオーブンの選び方
■使用シーン
ダッチオーブンは、自宅で使うのかキャンプなどアウトドアで使うのか使用シーンによって選びましょう。自宅のコンロで使うならなべ底に脚がないタイプが◎。アウトドアで使うなら鍋の上に炭を乗せやすい、フタに枠があるタイプがおすすめです。上下から加熱することによってむらなく美味しく調理できます。また脚があると直火で調理するときもぐらつかず安定します。冬キャンプなど寒い時季には保温力の高い鋳鉄製がおすすめです。
■サイズ
主流は8インチ、10インチ、12インチ。用途に合わせてサイズを選ぶのが大事です。8インチならご家庭で煮物やスープなど普段使いが可能。できたてのお料理をそのまま食卓に出すことができます。ダッチオーブン初心者はご家庭でもアウトドアでも使い勝手のいい10インチがおすすめ。アウトドアでローストチキンを焼くなど大勢で楽しみたいなら12インチのものを選びましょう。
ダッチオーブンのおすすめメーカーと人気モデル
snow peak(スノーピーク)
丸鶏を使った豪快なローストチキンをみんなで囲むのもいいけれど、おつまみやちょっとしたサイドメニューが欲しいときにおすすめなのがコロダッチシリーズ。器としてそのまま食卓に出せるので、キャンプをはじめ、自宅で愛用するファンも多い。玉ねぎ1個がちょうどよくおさまるサイズ感で普段使いにぴったりです。
地元燕三条地区の鋳物成型技術によって実現した薄くて丈夫な鋳物を採用したダッチオーブン。ヒートショックや衝撃に強く、アウトドアはもちろんIH対応でご家庭でも大活躍。肉を焼いたり、パエリアなどの炊き込みご飯もちょうどよい量が作れます。フタに縁があるので炭を置きやすく、上下から加熱することでむらのない美味しい出来上がりになります。
CAPTAIN STAG(キャプテンスタッグ)
コンパクトなサイズ感でご家庭でも使いやすい14cmのダッチオーブン。ミニサイズなのでソロキャンプはもちろん、ちょっとしたサイドメニューを作るのにも便利。コンロの上で場所を取らないので、フライパンなどを使って同時進行で別の料理も作れます。朝ごはん作りにもおすすめ。シーズニングは不要ですが、メンテナンスすることで長く使用することができます。
フライパンより厚みがあり熱をじっくり均等に伝えるスキレット。使い勝手のよい16cmサイズで、ご家庭でもアウトドアでも活躍します。オーブンに入れて使用することも可能で、そのままテーブルに並べれば熱々のままいただけます。朝食用のベーコンや目玉焼きをはじめ、アヒージョなどのおつまみも手軽作れます。鍋タイプとはまた違った使い方ができて、お料理の幅も広がります。
LOGOS(ロゴス)
脚が付いていないタイプの10インチのダッチオーブン。IHにも対応しているのでご家庭でもアウトドアでも活躍します。シーズニング不要のモデルなので購入後丸洗いしてすぐに使用可。深めの構造になっているので煮込み料理やローストチキンなどお料理の幅が広がります。キャリーバッグ付きで持ち運びにも便利。
キャンプなど大人数でも十分な量が作れる12インチのダッチオーブン。シーズニング不要で購入後は丸洗いしてすぐに使うことができます。料理の幅が広がる深型タイプ。脚なしタイプで、家庭用コンロやIHにも対応しているのでアウトドアはもちろんおうちでの調理にもおすすめです。キャリーバッグ付きで持ち運びにも便利です。
LODGE(ロッジ)
普段使いにぴったりの8インチダッチオーブン。シーズニング不要ながら、長年使い込んだように表面がコーティングされ風格ある製品に仕上がっています。両手で安定して持ち運ぶことができ、少量の料理や揚げ物を作るのに最適なサイズです。ソロキャンプにもおすすめ。
使い勝手のいい10インチのダッチオーブン。コンロでももちろん使えますが、脚付きなので炭や薪を下に入れての調理も可能です。厚みが5mmあるので蓄熱性に優れ、焼く、蒸す、炒める、煮るなど全ての調理法に適しています。フタの上には炭をのせて天火として使えるように縁がついていて、ローストビーフやローストチキンなどもしっかり火が通ります。
Coleman(コールマン)
少人数でのキャンプや2台目として重宝する8インチのダッチオーブン。揚げ物なら、少ない油で調理できます。脚なしの小回りのきくサイズで、ご家庭でも使いやすい一品。シーズニングいらずで、すぐに調理が始められます。リンゴがちょうど3つ入る大きさなので焼きリンゴなどスイーツづくりにも活躍しそうです。