
2022.03.17
おすすめの焚き火台はこれ!
初心者でも失敗しない選び方を解説
2022.3.17
おすすめの焚き火台はこれ!
初心者でも失敗しない選び方を解説
キャンプの醍醐味の一つ、焚き火。特に夜、焚き火で暖をとるのは至福のひとときです。近年は直火禁止のキャンプ場が多く、焚き火台はキャンパーにとってマストアイテムといえます。コストパフォーマンスや汎用性に優れた、初心者にぴったりの焚き火台とは? 失敗しない焚き火台の選び方と合わせて解説します。
CONTENTS
#01 焚き火台の役割とは?
#02 焚き火台の選び方
#03 焚き火台のおすすめアイテムは?
#04 合わせてそろえたい焚き火関連グッズ
焚き火台の役割とは?
直火禁止のキャンプ場では焚き火台が必須になります。直火は地面に薪を置き、直接火を起こすこと。草木などを燃やしてしまい、延焼につながるリスクもあります。燃えた灰を残してしまうことにもなりますね。焚き火台を使えば、地面から離れた場所で火を起こすことができます。また、ほとんどの商品に灰受けが付属されているので、焚き火台は環境や安全、マナーに配慮した道具といえるでしょう。
焚き火には「暖がとれる」、「かがり火になる」、「虫や害獣除けになる」といった効果があるほか、調理をすることもできます。
焚き火台の選び方
■大きさ
焚き火台にも適正使用人数があります。大きく分けると30cm程度のソロ用と40〜70cmの3、4人用。何人で使う想定なのかを決めて選びましょう。小さ過ぎると火から遠くなってしまう人が出てしまいますし、大き過ぎると使い勝手が悪くなります。
■設営のしやすさ
取り付ける部品が多いと、安全に組み立てるのが難しいかもしれません。初心者なら、簡単かつスピーディーに設営できる焚き火台がおすすめ。メッシュにポールをつけるだけで組み立てられるものや、折り畳み式の焚き火台などがあります。
■収納や持ち運び
意外にかさばってしまう焚き火台。収納時にどれだけコンパクトになるかをしっかり確認すべきです。また「収納ケースが付属されているか」、「気軽に持ち運ぶことができるか」もチェックポイントです。
■使いやすさ
使いやすさのポイントとして「薪の入れやすさ」、「調理のしやすさ」、「風対策」などが挙げられます。薪を入れるスペースが広く、頑丈なグリルの焚き火台が使いやすいでしょう。また、通気性を保ちつつ火の粉が飛ばない風防設計だと更に便利です。
■デザイン
焚き火台はキャンプのメイン道具。デザインにはこだわりましょう。シンプルな正方形や幅広い使い方ができるヘキサタイプ、インパクト抜群のディスクタイプなどがあります。トライポッドやサイドテーブルで、焚き火台の周りをカスタムしていくのもアリです。
■コストパフォーマンス
焚き火台は高額なものになると30,000円以上のものも。高額な焚き火台は見た目が良く、頑丈に作られていることが多いでしょう。しかし、5,000円以下で長く愛用できる焚き火台もたくさんあります。
焚き火台のおすすめアイテムは?
スノーピークのスターターセットは、最初の焚き火台にうってつけ。シンプルで扱いやすい逆四角錐タイプ。本体の素材はステンレスが採用されており、強度も問題ありません。ベースプレート、炭床、収納ケースがセットになっており、オプションパーツも豊富に展開されています。サイズは汎用性の高いMがおすすめ。
薪を立てて燃やすと、美しいピラミッドのような焚き火を演出することができます。ダッチオーブンやケトルが直接置ける耐荷重性能に優れたゴトクが付いており、焚き火料理もバッチリ。組み立ても約10秒でできるので「火を楽しみたい」、「焚き火料理に挑戦したい」という初心者にぴったりの1台でしょう。
焚き火よし、グリルよしという性能を誇るユーコの「フラットパックグリル&ファイヤーピット」。コンパクトな設計になっており、ソロやデュオキャンプにおすすめ。折り畳み式で、収納時の厚さはなんと2.5cm。ノートを持ち歩く感覚で運ぶことができます。1万円以下で買える、コストパフォーマンス抜群の焚き火台です。
多くのソロキャンパーから愛されている焚き火台がSOTOの「ヘキサ」です。側面板6枚、ロストル1枚、底板1枚を組み合わせると、20cm未満の小さな焚き火台ができあがります。小さな枝や松ぼっくりを拾って燃やすのがベーシック。アルコールストーブを入れると安定した火力で調理をすることもできます。
カスタマイズしていくのも焚き火台の醍醐味といえるでしょう。スノーピークの「焚火台SR」は「焼アミステンレスハーフ Pro.」や「グリルプレートハーフ深型」といった別の製品を乗せて、拡張させることが可能です。用途に合わせてパーツを変更すれば、ベテラン焚き火キャンパーの仲間入り。
ビジュアルにこだわるならドラムタイプの焚き火台を検討してみては。見た目は無骨そのもの。また、ドラムタイプは二次燃焼効果で燃焼効率が高いため、煙がほとんど発生しないという特長があります。ワイルドにガンガン燃やしても、嫌な煙が出ない構造。特に冬場などはタフに活躍してくれるでしょう。
合わせてそろえたい焚き火関連グッズはこちら
監修
佐藤翔一(さとうしょういち)
キャンプ歴5年。アウトドアチーム「タキビーズ」で月に1回キャンプを行う。ドライブ(愛車:ジープラングラー)、自転車(愛輪:キャノンデール)、猫(愛猫:エキゾチックショート)が趣味。ガレージハウスに住みたいフリーライターです。
アウトドアチーム「タキビーズ」 Instagram:@takibis.since2019