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「唯一無二の俳優になりたい」毎コンスポニチグランプリ新人賞・越山敬達さんインタビュー

2025/03/21
  • 国内で最も歴史ある映画賞「毎日映画コンクール」の開催と連動し、コレド室町では2025年3月18日(火)~4月7日(月)の期間中、「第79回毎日映画コンクールパネル展」を開催。東京・めぐろパーシモンホールで行われた表彰式に登壇した映画人の輝かしい瞬間を捉えた写真を、大型パネルにプリントして展示します。

    錚々たる受賞者の中から、コレドマガジンではスポニチグランプリ新人賞を獲得した俳優・越山敬達さんに注目! 自身初となる主演映画『ぼくのお日さま』で印象的な演技を披露し、数多くの映画賞で新人賞を総なめにする15歳の魅力に迫ります。

  • info

    越山敬達(こしやま・けいたつ)

    ドラマや映画で幼少期役の経験を多数積み、2023年にBS-TBS「天狗の台所」にてメインキャストのオン役を射止め、2024年にはSeason2が放送。2024年9月には初主演映画『ぼくのお日さま』が公開。同作は第77回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門に正式出品されるなど注目を集める。俳優の他、EBiDAN NEXTでのアーティスト活動など幅広く活躍中。

  • 越山敬達さんインタビュー

    ― 映画『ぼくのお日さま』、素晴らしい作品でした。皆さんのものづくりに向かう純度の高さ、そして確かにあったと感じられる時間が映し出されていることに感動しました。公開から約半年が経ちますが、あらためてご自身にとってどんな作品になったのか振り返ってもらえますか?

    越山敬達(以下、越山):僕にとっては初主演映画であり、学びの多い作品でした。そして観てくださる一人ひとりの感性がとても尊重される作品で、それぞれに違った感想を持っていただけるところが魅力だと思います。

    ― 同じ人でも、観たときの気分やタイミングで受け取り方が変わりそうですよね。

    越山:はい。いろんな感想を聞けることがうれしいです。

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    ― 越山さんが演じたのは、吃音(きつおん)を持った小学六年生のタクヤ。どんな部分を大切に演じましたか?

    越山:タクヤを演じるまで吃音というものを知らなかったので、まずは吃音について知ることから始めました。吃音は人によって症状が軽く出ることもあれば、重く出ることもある。現場ではその度合いについて奥山(大史)監督からアドバイスをいただいて、何度も撮り直しました。

    ― ちゃんとしゃべらなきゃと思ったり、大切なことを伝えようと思ったりそんなときほど言葉が出づらくなる。そういうことは吃音でなくても共感できました。越山さんが本作を経て得た、大きなものはなんでしょう?

    越山:現場で池松(壮亮)さんから、「楽しみな」と言っていただいて。それが自分にとって大切な言葉になりました。
    お芝居って楽しいんですよね。これからもお仕事を楽しみながら取り組んでいきたいと思っています。

    ― 俳優業にはどういう楽しさがありますか?

    越山:現場でのスタッフさんとのコミュニケーションでしょうか。僕はすごく人見知りなので最初はなかなか話せないんですけど、長期間撮影しているとだんだん冗談も言えるようになってくる。そういう温かい瞬間が好きだなと思います。
    あとは自分が演じているときは、自分で考えて自由に表現できる。それでOKがもらえたときはすごくうれしいです。

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    ― 毎日映画コンクールをはじめ、数々の映画賞で新人賞を獲得されています。受賞に対する思いは?

    越山:『ぼくのお日さま』では、僕は何も考えずにタクヤとしてそこにいただけなんです。賞をいただいたことで、これからの作品も皆さんに観ていただける機会が増えると思うんですが、今のままの自分だと物足りないなと。まだまだ俳優として成長していかなきゃいけないなと思っています。

    ― どういう俳優になっていきたいですか?

    越山:この役は自分じゃなきゃだめだと、観た方に思ってもらえるような、唯一無二の俳優になりたいです。

    ― 今回の毎日映画コンクール受賞者のパネルがコレド室町に展示されるのですが、そこで作品や越山さんのことを新しく知ってくださる方にメッセージをいただけますか?

    越山:僕は俳優業と並行してアーティスト活動もやっていて、これからマルチに活躍していきたいと思っているので、応援していただけるとうれしいです。

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    『ぼくのお日さま』
    2025年夏 Blu-ray& DVDリリース
    © 2024「ぼくのお日さま」製作委員会/COMME DES CINÉMAS
    出演:越山敬逹、中西希亜良、池松壮亮

    主題歌:ハンバート ハンバート「ぼくのお日さま」
    監督・撮影・脚本・編集:奥山大史

    吃音のあるアイスホッケーが苦手な少年。選手の夢を諦め、恋人の地元でスケートを教える男。コーチのことがすこし気になる、ませたスケート少女。田舎街のスケートリンクで、3つの心がひとつになって、ほどけてゆく――。雪が降りはじめてから雪がとけるまでの、淡くて切ない小さな恋たちの物語。

  • コレド室町では、第79回毎日映画コンクールパネル展を開催!

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    第79回毎日映画コンクールパネル展
    □2025年3月18日(火)~4月7日(月)
    □コレド室町1 B1 エスカレーター付近

    期間中は、日本映画大賞、TSUTAYA DISCAS映画ファン賞、監督賞の三宅唱さん(『夜明けのすべて』)、助演俳優賞の池松壮亮さん(『ぼくのお日さま』)、カルーセル麻紀さん(『一月の声に歓びを刻め』)、スポニチグランプリ新人賞の越山敬達さん(『ぼくのお日さま』)の4名の写真パネルや受賞俳優の集合写真を展示。現在の日本映画界を代表する監督・俳優たちの華々しい姿をぜひご覧ください!

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