「コレドでカレー食べ隊」が最初に訪れたのは、コレド室町2の2Fにあるシェアキッチン「@ Kitchen NIHONBASHI（アットキッチンニホンバシ）」。さまざまな飲食店が集まり、各店のメニューを自由にオーダーできるフードコート型のレストランです。

今回はその中で、グルテンフリーのスパイスカレーを提供する「ナマラマサラ」にフォーカス！ 近年人気のスパイスカレーとは、ルウを使わずにスパイスから作られたカレーのこと。従来のカレー作りにとらわれない日本独自の進化を見せており、とくに大阪を中心にそのムーブメントが広がっていったそうです。

「健康を食べる。」をコンセプトに掲げる「ナマラマサラ」のカレーは、玉ねぎ生産量日本一を誇る北海道北見市産の玉ねぎを中心に、新鮮で栄養豊富な野菜をたっぷり使用。小麦粉や化学調味料を使わずに素材の旨味を引き出し、塩やスパイスで味付けをした、体にうれしい自然派スパイスカレーです。

今回オーダーしたのは、全4種のカレーからお好みの3種を合盛りにできる「マサラスペシャル」。マサラキーマ、国産豚なんこつと根菜カリー、サーモンとイクラのカリーの3種をセレクトしました。

ご覧ください！ このインパクト抜群のビジュアル！ 野菜やエディブルフラワーの彩りも美しく、食べる前から心躍ります。

「マサラキーマ」は、牛と豚の合い挽き肉に新鮮な野菜とフルーツをあわせ、独自のスパイスで香りづけした定番カレー。刻んだ赤玉ねぎのシャクシャクとした食感も楽しく、小さなお子様でも食べやすいフルーティーな甘みが感じられます。

「国産豚なんこつと根菜カリー」は、みょうが、大葉、鰹節がトッピングされた和風テイストのカレー。薬味の場所によってさまざまな味わいが楽しめます。

カレーの中には、おでんのように大振りな具材が入り、食べごたえも十分。なんこつはトロトロになるまで煮込まれ、口の中でホロホロとほぐれていきます。

「サーモンとイクラのカリー」は、ほかでは味わえないオリジナリティの高い1品。なんと石狩鍋をイメージしたカレーで、ふっくらとしたサーモンがゴロゴロと入っています。

さらに米粉をまとわせた絹豆腐を揚げて、その上にイクラをトッピングするなど、北海道出身のオーナーならではのユニークな発想から生まれたリッチなカレーです。

どのカレーも辛さは控えめですが、スパイスの効果で食べ進めるうちにじんわり体が温まっていく感覚があります。まさに医食同源という言葉がぴったりです。

もっと刺激がほしい方はこちらの「ルヌミリス」をプラスして！ スリランカのお漬物「ルヌミリス」に鰹節などを入れて日本人向けにアレンジ。想像以上に辛いので、入れ過ぎにはご注意を。

ちなみにお子様向けにボリュームと価格を抑えたお子様カレー（490円・税込）もご用意。マサラキーマ、鶏と玉ねぎの無水カリーから選べます。

どなたでも食べやすい味わいで、最近ではなんと2歳のお子さまもぺろりと完食したそう。ぜひご家族でご一緒にお楽しみください！

次に3人が向かったのは、コレド室町テラス1Fの「Mother India 三越前店」。本場インドの一流レストランで修業を積んだシェフ達が手掛ける、香り豊かなスパイスの効いたインド料理が堪能できるお店です。

当然、カレーメニューも豊富にラインナップ！ インド直輸入のスパイスを贅沢に使い、素材にこだわったインドカレーを常時15種類以上取り揃えています。

数多くのカレーの中から今回3人がいただいたのは「ヴィンダルーチキンカレー」。 ヴィンダルーは、インド南西部、ゴア地方発祥のカレーで、お酢を使った酸味が特徴です。

カレーと一緒に注文したのは、タンドールでふっくらと焼き上げたバター香るナン。ライス派の方は、インドの最高級米「バスマティライス」やバターとターメリックで炊き上げた「ターメリックライス」もおすすめです。

カレーの中には、やわらかなチキンとじゃがいもがゴロリ。最初は辛さに驚きますが、食べ進めるうちに辛さに慣れて旨味と酸味が感じられ、気づけばやみつきに！

辛いものに目がない方にはイチオシの「ヴィンダルーチキンカレー」。しっかりとした辛さがあるので、ドリンクはラッシーがよく合います。ぜひ一緒にお楽しみください。

インドカレーを堪能した3人が次に向かったのは、日本橋三井タワーB1にあるシンガポール大使館御用達の名店「シンガポール 海南鶏飯（ハイナンチーファン）」。

チキンライスなどの本格屋台料理を中心に、辛みの効いたマレーのスパイシーフードから中華の技法がキラリと光る中国料理まで、活気あふれる店内で現地さながらの料理の数々を味わえます。

さまざまな国の食を巧みに融合させ、独自の食文化をつくり上げたシンガポールのカレーが、こちらの「シンガポールチキンカレー飯」。移民の多いシンガポールでは、宗教上の影響が少ないため鶏肉や魚介類を使うことが多いそうです。

「シンガポールチキンカレー飯」は、ココナッツ風味ならではのマイルドさがありながら、後からしっかりとしたスパイシーさも感じられます。クセがないので、ココナッツが苦手な方でも食べやすい味わいです。

カレーの中には鶏肉とじゃがいも、にんじんがゴロゴロと入り、スプーンを覆うほどビッグなサイズ。ランチタイムにはご飯のおかわりも自由で、食べ応えも十分です。

ライスは白米またはチキンスープで炊いたジャスミンライスも選べますが、カレーに合わせるのであれば白米がおすすめだそう。

鳥の旨みを堪能できる自家製の「チキンスープ」や、南アジアの甘酸っぱいお漬物「アチャール」とともに食べ進めれば、ますます食が進んであっという間に完食！ 非常に満足感の高い一品でした。

「約半年前からユニークなカレーの提供を始めたカフェがある」という噂を聞きつけて3人がやってきたのが、コレド室町3の2Fで自家製チャイが楽しめる「uRn.chAi&TeA（アーン チャイアンドティー）」。お店に入る前からスパイスの香りが漂い、食欲を掻き立ててくれます。

コレド室町の「uRn.chAi&TeA」では開店1周年を機に、恵比寿の本店にもない新たなチャレンジとして、ランチタイムに「グリルチキンのココナッツトムヤムカレー」の提供をスタート。看板商品であるスパイスの利いたミルクティー「チャイ」との食べ合わせを考えて、スパイスが被らないように開発された完全オリジナルのカレーです。

付け合わせは7種類と超豪華。きゅうりのザジキソースがけ、ビーツのピクルス、にんじんのシナモンラペ、枝豆の麻辣味、玉ねぎのアチャール、蓮根の甘辛トムヤム炒め、そしてクミンシードとゴマのターメリックライスの上にはガパオまたはルーロウが週替りで乗せられます。

タイ料理のトムヤムスープにココナッツミルクをあわせた「ココナッツトムヤムカレー」は、トムヤムの酸味や辛味にココナッツミルクの甘味が調和。ひと口食べると、もうひと口、もうひと口と、どんどん食べ進めたくなる、クセになるおいしさです。

カレーの上には甘い香りのカスリメティというハーブが乗り、中には香ばしく焼かれたチキンがゴロゴロと入っています。

香り豊かなスパイスライスにカレーをかけたり、カレーにライスを浸したり、全て混ぜ合わせたり、食べ方は自由！ さらに豊富な付け合せと組み合わせることで、無限の味わいが楽しめます。

サービスで付いてくるお試しサイズのアイスチャイは、カレーの味を引き立てながら、お口の中をスッキリとリセット。飲むたびに、またカレーが食べたくなるから不思議です。

これまでにないやみつきになる味わいで、リピーターも増加中！ 新感覚の「グリルチキンのココナッツトムヤムカレー」を、ぜひ一度は食べてみてください。

トムヤムカレーを食べてタイ料理気分に火がついた3人が訪れたのは、コレド室町1の3Fにあるタイ料理店「ジャスミン タイ」。タイ国商務省が認定した本場のタイ料理を味わえるレストランです。

甘味、辛味、酸味が絶妙に絡み合う本格的なタイ料理を、木の温もりあふれる落ち着いた雰囲気の店内でゆっくりと楽しめます。

こちらでいただくのは、タイ北部の郷土料理「カオソーイ」。最近は日本でも知られるようになってきたカレーラーメンです。

中華麺をパリパリに揚げてトッピングした、インパクトのあるビジュアルが特徴的。パリパリのままはもちろん、スープを吸ってふやけてきたところもおいしいんです。

揚げ麺の他には、パクチー、玉ねぎ、ネギ、パプリカ、高菜、レモンをトッピング。パクチーは大盛り（300円・税込）も可能です。

スープの中にはホロホロになるまで煮込まれた手羽元が、大きくカットされて入っています。

カレースパイスがたっぷり入ったココナッツミルクベースのスープは、こってりとしたコクのあるマイルドな味わい。麺は中華麺で、スープがよく絡みます。

濃厚かつボリュームたっぷりなので、たくさん食べる方でも満足できるはず！

ちなみに木曜日の日替わりランチセットでは、カオソーイにサラダ、炒飯、デザートが付いてお得な価格（1,350円・税込）で提供されるので狙い目！ ぜひお召しあがりください。

世界のカレー巡りの最後を締めくくる6店舗目は、日本のカレーメニューを求めてコレド室町テラス1Fの蕎麦居酒屋「ソバキチ」へ。お酒を片手に季節のおつまみを味わいながら蕎麦で締める、「蕎麦屋で一杯」が楽しめるお店です。

「ソバキチ」の蕎麦は、国産の蕎麦粉を使った、店内で挽きたて、打ちたて、茹でたての二八蕎麦。こだわりの出汁は、昆布と鰹から丁寧にとられています。

そんな蕎麦屋の命ともいえる蕎麦と出汁を用いた「カレー南蛮」は、正統派で間違いのないおいしさ。とろみのついたカレー出汁は熱々で、強いコクのある深い味わいに豚バラとワケギ、ネギがよく合うんです。

お子様でも食べられるぐらい辛さも控えめなので、蕎麦の旨みもしっかりと堪能できます。

もともとボリュームたっぷりですが、さらに大盛りも可能（220円・税込）。蕎麦をうどんに変更して、カレーうどんとしても楽しめます。

麺によく絡むとろみのある出汁は冷めにくいので、寒い季節には特におすすめ！ 最後まで温かく召しあがれますよ。