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コレドの定番!一度は食べてほしい和菓子4選
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江戸下町の中心として栄えた日本橋という土地柄もあり、「日本らしさ」が息づくコレド室町。老舗が手掛ける伝統的なものから、創意あふれる新感覚のものまで、幅広い和菓子を取り揃えています。
今回は、コレド室町で定番人気の和菓子4品をピックアップ。大切な方への手土産としても間違いない、はずさない美味しさをご紹介します。まだ味わったことがないという方は、ぜひ一度おためしを! -
もちもち&しっとり食感の、京菓匠 鶴屋吉信「つばらつばら」
創業200年を超える京都の老舗和菓子店である、コレド室町3 1Fの「京菓匠 鶴屋吉信」。柚子の風味を生かした柚餅や観世水の文様を表した京観世が代表銘菓ですが、今回のおすすめは、まるでどら焼きを半分に折りたたんだかのような見た目の和菓子「つばらつばら」です。
「つばらつばら」という言葉には聞き馴染みがないかもしれませんが、万葉集で大伴旅人が詠んだ「浅茅原つばらつばらにもの思へば 故りにし郷し思ほゆるかも」という歌に由来しています。
「つばらつばら=しみじみと、心ゆくままに」物思いをしていると故郷のことがあれこれと浮かんでくることを表現した歌で、その心を汲んで材料を吟味し、職人が丹精込めて焼き上げました。片手でも持ちやすく、気軽にお召しあがりいただける半月型の意匠。焼皮に餅粉を入れているためもっちりとした食感が楽しめます。今年リニューアルされた、クリーンな印象のパッケージデザインもポイントです!
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美味しくてヘルシーな、船橋屋「元祖くず餅」
「くず餅」といえば、暑い夏にもぴったりな、涼しげな見た目の和菓子ですが、実は関西流と関東流で違いがあることをご存知ですか?
関西ではくず粉を使って透明でプルンとした食感に、関東では発酵した小麦でん粉を主原料に乳白色のもちっとした食感に仕上げられています。関東のくず餅は、和菓子として唯一の発酵食品であり、美味しくてヘルシーなところが特徴です。1805年、東京下町・亀戸にて創業された「船橋屋」の「元祖くず餅」も、もちろん関東流。創業時から200余年にわたって伝統的な製法を守り、無添加自然熟成で、保存料などは一切使用していません。製造には450日間もかかるそうですが、日持ちはわずか2日間だけ。基本的には常温保存で、食べる前に1〜2時間ほど冷やしても美味しく召しあがれます。「刹那の口福」をお楽しみください。
6切れがカップに入ったお一人様用から、24切れ、36切れ、48切れ、60切れの箱入りまで豊富にラインナップ。たくさん入っているように感じますが、素直な風味と独特の弾力がくせになり、意外とぺろりと食べられちゃいますよ。
また、お店では「くず餅専用コーヒー」もご用意しています。黒蜜の甘みに合うブレンドを、ミカド珈琲の焙煎士が開発。苦みを抑え、すっきりとした味わいが、くず餅とよく合います! -
見た目も味わいも本物にこだわった、箔座日本橋「一寸金鍔・小判金鍔」
コレド室町1 1Fの金箔専門店「箔座日本橋」。器やインテリア、アクセサリー、コスメなどだけでなく、料理用金箔をはじめ、ケーキやゼリーなど、食品も充実しています。
数ある食品の中でも人気の一品が、日本橋の老舗和菓子店「榮太樓總本鋪」とコラボレーションした「一寸金鍔・小判金鍔」です。金沢発の箔座がコレド室町にオープンするタイミングで、箔座日本橋限定の金鍔が誕生しました。金沢でも榮太樓總本鋪でも手に入りません!その大きな特徴は、オリジナルの小判型。刀の鍔から命名された「金鍔」という名のとおり、榮太樓總本鋪では江戸時代より丸型であることを守り続けていますが、箔座日本橋限定の金鍔では専用の型を用意し、古くからの金融の街・日本橋にちなんだ小判型に仕上げられています。
江戸時代から変わらず受け継がれた製法で作られた金鍔は、小豆本来の風味が生きた上品な甘さ。ごま油で焼き上げる香ばしい香りがたまりません。
味わいは同じですが、半分はそのまま、もう半分は金箔で包んできらびやかに。ついつい「お主も悪よのう」なんて言いたくなってしまうビジュアルは、手土産としてもインパクト大です! -
素朴で懐かしい味わいの、日本百貨店「豊後銘菓やせうま」
日本全国の食品や雑貨をセレクトし販売する、コレド室町テラス 1Fの「日本百貨店 にほんばし總本店」には大分市の特産品を特集するコーナーがあり、その中でも人気の和菓子がこちらの「豊後銘菓やせうま」です。
大分県で昔から愛される郷土料理「やせうま」。現地では練った小麦粉を平たくのばしてゆでたものに、きなこや砂糖をまぶして食べられています。
より多くの方に食べてほしいという思いから、ひと口サイズの和菓子にアレンジ。大豆を自家焙煎・自家製粉して作ったきな粉を餡にして求肥で包んだ、お餅のような食感の半生菓子「豊後銘菓やせうま」が生まれました。
東京で販売しているところはまだあまりないので、ちょっと意外性のある手土産にもおすすめです。 -
【INFORMATION】もっと「日本らしさ」に触れてみる
福徳の森の地下へ続く階段を降りると現れる隠れ家レストラン&バー「水戯庵」。日本の伝統的な文化を感じられる空間で、“二十四節気七十二候”ごとの味覚をご堪能いただけます。
こちらは「水戯庵」の魅力を存分にお愉しみいただける、お茶室体験付きコースです。季節のコース料理を味わった後に、お茶室に場所を移して、茶の湯の作法で菓子と抹茶を味わっていただけます。五感を通して、日本のおもてなしの心をご体感ください。
お茶室体験付きフルコース
百川茶遊
先付・先御膳・御椀・後御膳・焼物・御食事・主菓子・抹茶
29,700 円
※茶の湯の作法は、茶道講師が丁寧にご説明いたしますので、未経験の方もお気軽にご体験いただけます。日本語と英語で対応いたします。