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忘れられないチャイに、uRn. chAi & TeAで出会う
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インド生まれの「チャイ」をご存知ですか?一般的には、紅茶の茶葉にスパイスを加えて煮出したミルクティー(マサラチャイ)を指し、素材の組み合わせやバランスによってさまざまな味わいを表現することが可能です。
そんなチャイとティーにフォーカスした恵比寿の人気カフェ「uRn. chAi & TeA(アーン チャイアンドティー)」が、6月30日(金)にコレド室町3にオープン!これまで馴染みがない方にも、ぜひ一度は味わっていただきたいチャイの魅力についてお聞きしました。 -
チャイのバリエーションは無限!
― uRn. chAi & TeAという店名の由来について教えてください。
uRn.(アーン)とは、日本語で壺という意味です。壺は外に置いて雨水を溜めるなど道具として使え、また美術品のように飾ることもできます。多種多様な使い方ができることが魅力だと思い、uRn.=壺という店名にしました。― なぜチャイに着目したのでしょうか?
「コーヒー以外のドリンクで、カフェはつくれないのか?」と、uRn.を立ち上げたチームで模索していました。そんな中、専門店や数少ないカフェでしか目にしなかったチャイに可能性を感じたんです。― チャイを中心にしたカフェは珍しいですよね。
東京でもまだまだ珍しいかもしれません。お茶やチャイを気軽に楽しめるお店がこれから増えていくといいなと思っています。― チャイの魅力とはなんでしょう?
同じ素材を使っていても、お店ごとに全く味わいが違うことがチャイの魅力のひとつではないでしょうか。お茶、スパイスの組み合わせに加えて素材の分量、またレシピ次第でバリエーションは無限です!― 無限だからこそ、「ここでしか味わえない」ということも魅力なのかもしれません。今までに飲んで、記憶に強く残っているチャイはありますか?
飲んで感動したのは、サンフランシスコのカフェでいただいたチャイです。そのお店では銅鍋で煮込んだチャイをカップに注いで出してくれるのですが、その所作やスタッフ、インテリアまですべてが素敵だったことが印象的でした。
チャイはもともと、インドやスリランカの紅茶の産地で、規格外の紅茶の茶葉を無駄にしないようにするために生産者の方々のアイデアから生まれた飲み物だという話を聞いたことがあり、いつか現地を訪れたときに飲ませていただけたらなぁと思っています。 -
チャイへのこだわりと、おすすめメニュー
― uRn. chAi & TeAのチャイで特徴的なこだわりはなんでしょうか?
uRn.で販売しているチャイは6種類。通常のチャイは、茶葉やスパイスを牛乳とともに煮出して作りますが、uRn.では牛乳だけでなくプラントベースミルクもお客様の好みで選べることが特徴です。
そのためには茶葉とスパイスを銅鍋で煮出して、ミルクに合わせるための原液を作る必要があります。スパイスはシナモン、カルダモン、コリアンダーシード、クローブ、ジンジャー、ブラックペッパーの6種を独自のバランスで調合。牛乳とプラントベースミルクのどちらにも合うチャイ原液を生み出すために、多くの試行錯誤を繰り返しました。複雑で芳醇な香りが、私たちをやすらぎへと誘ってくれます。― おすすめメニューを教えてください。
リピーターも多い定番メニューの「オリジナルチャイ」は、手作りした黒糖のしょうが漬けで甘さを加え、スパイスのパンチと深いコクを味わえるようにこだわり抜いたレシピで作っています。北海道産のとうもろこしの粉ポレンタを使ったケーキはとうもろこしの甘さを感じる素朴な味わいがお茶やチャイによく合います。「キャロットポレンタケーキ」は恵比寿店では営業中に売り切れてしまうこともありました。
他には自家製の全粒粉を使った素朴な味わいの「スコーン」など、どのスイーツもチャイとのペアリングを考えて作っているので、ぜひ自分だけのお気に入りの組み合わせを見つけていただきたいです。― コレド室町に店舗をオープンすることになった決め手はなんでしたか?
ビジネスでいらっしゃる方、友人や家族とご一緒にいらっしゃる方、休日にいらっしゃる方、近辺に住まわれている方などさまざまな方が多く訪れる場所に魅力を感じました。― 最後に、コレド室町のお客様へのメッセージをお願いします。
uRn. chAi & TeAでは、全てにおいてあたたかさやぬくもりを感じられることを心がけています。どこか懐かしく、新しさも感じられる空間で、接客を受けたときに友人や家族に久しぶりに会った時のような心地良さを感じていただけたら嬉しいです。