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衣食住すべてが輝く!
箔座日本橋で体感する“箔の力”

2023/06/02
  • 「箔と共にある、暮らし。」をコンセプトに掲げる、コレド室町1の箔専門店「箔座日本橋」が、この春リニューアル。箔の魅力をより感じられるショップへと進化しました。

    日常的には触れることの少ない箔の世界。華やかなシーンだけでなく、ファッションからインテリアまで私たちの毎日にも寄り添い、高揚をもたらしてくれる“箔の力”に迫ります!

  • 箔の基礎知識とつくりかた

    箔といえば金箔を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、箔とは金や銀、銅、プラチナ、アルミニウムなどの金属を薄く延ばしたものの総称です。多くは伝統的な美術品や工芸品の装飾などに使用されてきました。

    そして箔の中で代表的なものが「金箔」。実は純金だけでなく、銀や銅を合金することが一般的なんです。24金のものもありますが、現在最も流通しているのは四号色という規格で、金94.43%、銀4.90%、銅0.66%の合金からつくられています。

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    金箔は伝統工芸だけでなく、現代のライフスタイルにあわせたさまざまなアイテムで活用されている。

    金箔の製法には、「縁付金箔(えんつけきんぱく)」と「断切金箔(たちきりきんぱく)」の2つがあります。縁付金箔は400年以上の歴史を持ち、今では金沢でのみつくられている、日本固有の製法です。一方、断切金箔は1970年頃に開発され、効率的に量産できることから現代では主流の製法となっています。

    伝統的な縁付金箔づくりは、約半年もの時間をかけて特殊な手漉き和紙を箔打ち紙として仕込むことから始まります。その箔打ち紙を1700〜1800枚の束にし、金合金を挟み込み、1/10000mmという薄さまで打ち延ばしていきます。5円玉の重さの合金が一畳ほど(換算)の大きさに広がるほど極薄なのですが、それを実現させているのが先述の箔打ち紙の存在です。箔打ち紙の仕込みができるようになって初めて一人前。なんとおよそ10年の修業が必要だとか。

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    箔打紙に押された「ばら」という文字は、紙の目を交互に置くための印となるもの。職人の好きなものや、その昔、ひいきの芸妓の名前を入れることもあったとか。

    ちなみに箔打ち紙として用途を終えた後は、職人が自分で作った紙を懐に入れて茶屋街の芸妓さんに差し入れしていたそう。この紙で拭くと風呂に入ったようにすっきりとすることから風呂屋紙ともいわれて重宝されたことが、現在の「あぶらとり紙」のルーツとなっています。

    縁付金箔は国宝や重要文化財などの修復に欠くことのできない技の文化財として、2014年に国の選定保存技術に認定、2020年12月にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。この伝統を絶やすことなく、後世に残す取り組みが必要とされています。

  • 箔座のフラッグシップショップ「箔座日本橋」

    金沢に本社、工房を構え、金箔づくりから箔加工、販売まで一貫して手掛ける「箔座」のフラッグシップショップが「箔座日本橋」です。「箔と共にある、暮らし。」をコンセプトに、長い歴史の中で育まれてきた箔がもたらす特別感と高揚感を提案しています。

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    左手にあるレジカウンターは、銀箔を全面に施し、硫化することで生まれる独特の表情を見せている。

    ショップに入るとまず目に入るのが、金色に輝く巨大な筒状の「黄金の天空」。13年前のオープン時からある、箔座日本橋のシンボルともいえる存在です。外側は金とプラチナを合金した箔座オリジナルの純金プラチナ箔、内側は金閣寺で使用されているものと同じ合金配合率の金箔一号色を使用。一般的な10.9cm角で約16,000枚もの金箔を、この場で職人が施して仕上げています。ぜひ中に入って、金箔の無限のエネルギーを受け取ってくださいね。写真撮影ももちろんOKです!

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    国宝や重要文化財の修復に携わる職人の技で完成した「黄金の天空」。

    壁面には彩り豊かな箔の数々がディスプレイされています。箔座日本橋で取り扱う箔は約100種類! 金箔をはじめ、銀箔、銅箔、真鍮箔、銀箔に着色したものなど多岐にわたります。

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    箔座が掲げる「箔と共にある、暮らし。」というコンセプトには、今の私たちの暮らしの中にあって、心を豊かにする箔のあり方を提案していきたいという思いが込められています。

    金箔といえば「金沢みやげ」といったイメージもありますが、実際に自分自身のために欲しくなるもの、現代のライフスタイルで使えるものを提案したい。特別なときだけでなく、暮らしの中に箔を取り入れることで、高揚感や幸せを感じてほしいという想いをかたちにしています。

    金箔は神社仏閣などで使用され、人々の祈りや願いに寄り添ってきた歴史があります。だからこそ軸となるのが、箔でなければならない、箔だからこそ生きるものづくり。箔の価値をきちんと伝え、職人の技も含めて後世に残していくことを何よりも大切にしています。

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  • 箔座日本橋のおすすめアイテム4選

    ファッションからリビング、フードまで幅広いラインナップの中から、とくに人気の商品を選りすぐってご紹介します。

    01. アクセサリー

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    バングル 各12,100円(税込)

    ネックレス、イヤリング、バングルなど、箔を使ったアクセサリーは常に人気を集めています。リピートされる方や、新作を楽しみにされている方が非常に多いことも特徴です。高級感があり、フォーマルからカジュアルまで箔の美しさをファッションとして楽しめるアイテム揃いです。

    また、金属のアクセサリーに比べて軽いことも魅力です。本物の箔なので美しい輝きはありながらとても軽いので、一日中身につけていても疲れません。

    02. 器

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    プレート小 左上下:各5,830円(税込)、右上下:各6,270円(税込)

    箔に独自の加工を施し、豊かな表情を引き出したプレート。特別なシーンだけでなく、日常でも使いやすいデザインの器も多数取り揃えています。

    03. 化粧品

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    箔座の美 4,400円(税込)から ※トライアルセットもございます。

    金箔はエステ業界でも注目の素材。箔座の美容アイテムも多くのリピーターから愛されています。こちらの基礎化粧品「箔座の美」には、箔座が美容の観点からつくりあげたプラチナ配合の美容箔を配合。化粧品に配合されている美容保湿成分とともにキメを整え、肌をつややかに輝かせます。

    04. グルメ

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    榮太樓總本鋪 セット 4,374円(税込)

    金箔を使った食品も豊富にラインナップされています。料理を華やかに彩る料理用の金箔各種、スイーツや調味料、お酒など、見た目にはもちろん味にもこだわってつくられた品々がずらり。金箔自体に味はないですが、その輝きは唯一無二。食べるのがもったいないほどの美しさで、おもてなしの席やギフトにもおすすめです。

  • 箔加工をオーダーできる「箔WORKS」

    箔座日本橋には、箔の加工オーダー「箔WORKS」のショールームも併設。

    箔WORKSは、自社で箔の工場・箔加工の工房を持ち、箔を使った商品でノウハウを培ってきた箔座だからできる、空間における箔の表現の可能性を提案するサービスです。

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    箔WORKSでは、フルオーダーとカスタムオーダー、2つのプランをご用意。フルオーダーは、素材と箔の組み合わせを軸に、案件や空間、コンセプトなどの条件に合わせて最適なデザインを提案。箔の持つ力で空間の魅力を引き出します。主にホテルの内装や商業施設のディスプレイなどで採用されています。

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    箔WORKSのサンプル。技法と箔の種類の組み合わせで、さまざまな表情に。

    カスタムオーダーでは、空間の主役になる「箔アートパネル」をご用意。技法4種×箔の種類6種×パネルサイズ3種の中から、ご希望の組み合わせでアートパネルをオーダー可能です。価格は300×300mmのサイズで55,000円(税込)から。ぜひお気軽にご相談ください!

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    インテリアとしても楽しめる「箔アートパネル」。

  • 兵庫・夙川の人気洋菓子店「ミッシェルバッハ」が登場

    最後に、箔座日本橋のインショップとして新たに登場したことが大きな話題となった「ミッシェルバッハ」をご紹介。兵庫・夙川の人気洋菓子店で、箔座日本橋に入ってから数ヶ月たった現在も朝から行列ができるほど!

    ミッシェルバッハとの縁は、2010年の箔座日本橋のオープン時から続いています。一緒に商品開発をしたり、特別なカフェイベントを毎年開催してきたり。そしてこのたび、長いご縁の中で、今回の取り組みに繋がったそうです。今後も一緒に面白い取り組みをやっていきたいということなので乞うご期待です!

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    箔座日本橋 統括 北嶋章子さん

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箔座日本橋
コレド室町1 1F

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