2022.09.06
30代ファッションのポイントは?
スタイルアップがかなう大人のコーデ術
2022.9.6
30代ファッションのポイントは?
スタイルアップがかなう大人のコーデ術
30代は顔立ちの雰囲気や体型に変化が出始めるお年頃。プチプラ服や、甘いだけのかわいい服装に違和感を覚えるのもこの年代に多いのではないでしょうか。ではいったいどのような服に身を包めば年齢に合う洗練さをまとった着こなしになるのか。今回は30代の方におすすめする、ファッションテクニックをご紹介します。
CONTENTS
#01 30代のファッションのポイントは?
#02 【スタイル別】おすすめコーディネート例
└ きれいめコーデ
└ カジュアルコーデ
└ オフィスコーデ
30代のファッションのポイントは?
■ドレープの効いたデザインを取り入れる
30代以降の大人世代は、飾りのついたアイテムよりもシンプルなデザインを身につけるほうが洗練された印象になりやすいです。かといって、単調すぎても「つまらない」「野暮ったい」といったイメージになってしまいます。
そこで取り入れていただきたいのが、ドレープデザイン。ドレープとは生地が「たるむ」という意味で、文字通り服の一部が波を打つようにたるんでいます。たゆたう服地が見る人に優雅さを感じさせる、非常に上品なアイテム。大人世代にぴったりです。
■計算された配色コーデを取り入れる
シンプルだけど、他の人とは違う差のつくコーデを取り入れるのがポイント。意識すると良いのは、カラーコーディネートです。トップスとボトムス、アウターとワンピースといったアイテム同士の組み合わせを無難な色でまとめず、鮮やかな差し色を上手に活用すると良いでしょう。
多くの人が失敗を恐れて白や黒を取り入れるなか、ブルー×パープル、ネイビー×ブラウンといった色と色の組み合わせに個性が感じられる着こなしをしていると、一気におしゃれ上級者認定されそうです。
■ショート・ミニ丈ボトムスは大人シックに仕上げる
最近のトレンドである、ショートパンツ・ミニ丈ワンピース。もちろん30代にも似合うアイテムですが、着こなし方に注意が必要です。短い丈のボトムスは活発な印象を与えるので、かわいい色の服やカジュアルテイストの強いアイテムと合わせると子どもっぽさが出やすいです。
ショートパンツやミニワンピースを取り入れるときは、あえて大人らしいシックな色合いのトップスや、無地のシンプルなデザインを選んで着こなしましょう。
【スタイル別】おすすめコーディネート例
コーディネートのポイントと合わせて、使用アイテムや類似アイテムをご紹介いたします。
お気に入りのコーディネートをお楽しみください。
<きれいめコーデ>
鉄板で押さえておきたいのはブラックコーデにプラスして差し色を入れたコーディネート。黒のワンピースに足元だけがピンクといったように一部に色が入ることで重たい印象になりません。また、アクセはシルバーネックレスを一点だけ投入するなど、計算された引き算コーデが大人の女性によく似合います。
- トップス<NOLLEY'S> ¥6,600
- カーディガン<FRAY I.D> ¥7,975
- シューズ<Zeal Market> ¥3,190
- ネックレス<URBAN RESEARCH> ¥6,050
昨今トレンドの透かし編みニットは大人にもおすすめできるアイテム。特に可憐な印象を与えるニットアップ・ニットワンピースは、服地の表面が滑らかなほどかわいらしい印象になります。反対に透かし編みニット・立体的なレース・凹凸のあるワッフル素材などはデザイン性が加わるので、脱・かわいいスタイルに一役買ってくれます。
- ロングスカート<emmi> ¥10,010
- ニット・セーター<LILY BROWN> ¥7,920
- ワンピース<SpRay> ¥2,739
- ブーツ<Mila Owen> ¥7,700
いくつになっても着続けていたい、定番のバスクシャツ。よくあるのはデニムとの組み合わせですが、カジュアルな印象になりすぎるので、あえて黒のボトムスでシックにきれいめに着こなすのがおすすめです。オールシーズン取り入れられる組み合わせなので、小物を含め季節に応じてパターン化しても良さそう。
- ニット・セーター<LILY BROWN> ¥8,976
- Tシャツ・カットソー<green label rela> ¥5,500
- ロングスカート<MEDOC> ¥6,400
- ピアス<COUP DE CHANCE> ¥3,080
夏によく着る天然素材混合のゆるっとサマーニットはボトムスをシックな色のフレアジーンズでキレイにまとめるとスタイルアップします。大人のキレイめコーデは全身をかっちりしたアイテムでまとめるのではなく、どこか部分的にゆるっとしたシルエットを取り入れると良いですね。ニットのゆるさを引き締めるためにバッグはミニマルなデザインのミニバッグを合わせましょう。
- ニット・セーター<BEAUTY&YOUTH> ¥9,900
- ニット・セーター<snidel> ¥6,985
- デニムパンツ<Mila Owen> ¥4,730
- ハンドバッグ<FRAY I.D> ¥4,950
ドット柄などのかわいらしさがあるトップスは、ブラック×ボルドーなどモダンな印象に仕上がる配色で取り入れるのが正解。ボルドーのカラーパンツは主張が強いと抵抗がある方も少なくありませんが、ブラックと合わせると派手過ぎずシックに決まります。靴・バッグは清涼感のある白を採用し、配色を3色以内でまとめましょう。
- パンツ<N. NATURAL BEAUTY BASIC> ¥11,000
- シャツ・ブラウス<green label rela> ¥7,920
- パンツ<Bou Jeloud> ¥2,940
- シューズ<nano・universe> ¥4,400
<カジュアルコーデ>
ゆるっとしたシルエットに柔らかさを感じるタートルネックニット。ボトムスにかわいいスカートを合わせても良いですが、大人ならあえてレザースカートを組み合わせてマニッシュに攻めたコーデも◎。かわいいだけではない着こなしが、大人の女性によく似合います。
- ニット・セーター<emmi> ¥10,560
- トップス<ICB> ¥8,910
- スカート<NOLLEY'S> ¥8,580
カジュアル服の王道、ロゴTシャツを大人が合わせる場合はボトムスにキレイめなパンツor上品なスカートを合わせるのが鉄板。昨今では落ち感が美しいティアードスカートが人気なので、ぜひ一緒に組み合わせて。小物はブラックで引き締めるとかっこよさが増して大人ムードに。
- トップス<SHIPS> ¥3,245
- Tシャツ・カットソー<SHOO・LA・RUE> ¥658
- スカート<archives> ¥6,490
- シューズ<Zeal Market> ¥3,960
カジュアル服はなんとなく、定番のデニムやナチュラルな色のワンピースで落ち着くという方は、メリハリのある色合いの配色コーデを取り入れてみて。ネイビーのカーディガン×ピンクのカラーパンツの組み合わせは、使用するアイテムがカジュアルであっても配色によって洗練された印象を与えます。
- ロングパンツ<417 EDIFICE/SLOB> ¥8,470
- カーディガン<green label rela> ¥7,920
- Tシャツ・カットソー<Samansa Mos2 blu> ¥1,650
- パンツ<ROPE’ PICNIC> ¥8,789
秋冬のカジュアルコーデで人気のゆったりニットカーディガン。ラフな印象があるので大人の女性らしさを高めたい時は、ハイウエストのタイトスカートを組み合わせましょう。ボトムスが直線的ですっきりとしたシルエットなので、全体的にゆるくなりすぎず、きちんとした印象に。
- ロングスカート<FREAK’S STORE> ¥3,995
- ひざ下スカート<BEAUTY&YOUTH> ¥9,350
- トップス<N. NATURAL BEAUTY BASIC> ¥6,270
甘めのフリルトップスは、大人っぽいカラーパンツで引き締めるとGOOD。その際、トップスとボトムスの色を同じ系統でまとめると統一感が高まります。使用する色が少なくなると、単におしゃれに見えるというだけでなく、フリルの甘い印象も抑えられて大人に似合うスタイルにまとまります。
- ロングパンツ<OPAQUE.CLIP> ¥4,125
- トップス<FREE'S MART> ¥4,196
- ロングパンツ<grove> ¥5,497
<オフィスコーデ>
ワンシーズンに一度は取り入れたい、ジャケットとパンツのセットアップコーデ。今季はより肩肘の張らないゆるっとしたシルエットがポイント。まだ暑さの残る秋や、春の時季ならインナーのシャツも薄手でラフなものに切り替えて。靴はセットアップの色と同系色でまとめるのが正解。
- シャツ・ブラウス<URBAN RESEARCH> ¥3,850
- ワンピース<SpRay> ¥3,839
- その他シューズ<OPAQUE.CLIP> ¥3,300
ジャケット×パンツの組み合わせは王道ですが、そこにメンズライクなベストが加わるとハンサムモードが増したオフィスコーデが楽しめます。できればジャケットとベストは同素材が良いですが、なければ似た色味で組み合わせてもOK。ボトムスはスマートなトラウザーでよりメンズライクに。
- ベスト・ジレ<Mila Owen> ¥4,730
- ジャケット<FREDY&GLOSTER> ¥16,280
- ベスト・ジレ<SpRay> ¥1,859
- パンツ<ADAM ET ROPE’> ¥7,788
ワンピースは過度な露出がない限り、どんなデザインのものでもオフィスコーデに最適です。しかし、無難な印象を与えずになおかつ通勤服としても遜色のないデザインを選ぶならおすすめはトレンチ風デザインのワンピース。春夏はストラップサンダルを、秋冬はショートブーツを合わせて。
- ワンピース<LILY BROWN> ¥9,900
- ワンピース<INGNI> ¥2,189
- ワンピース<PROPORTION BODY DRESSING> ¥8,976
- シューズ<artemis by DIANA> ¥14,300
王道の通勤ルックといえば、シンプルなニットトップスにギャザースカート。そのテイストは崩さず、アイテムの素材を切り替えるだけで雰囲気がグッと洗練されます。ニットはリブ素材のカーディガン、スカートはハリと光沢のあるタフタ素材の組み合わせだとさらにスタイルアップします。
- スカート<NOLLEY'S> ¥6,050
- ロングスカート<ur’s> ¥4,939
- トップス<FREE'S MART> ¥3,773
- バッグ<SAC'S BAR> ¥4,730
オフィスコーデとしても人気が高い、ジャンパースカート。インナーに何を組み合わせてもおしゃれになるので、合わせるトップスのデザインよりも配色で個性を出すのが正解。ブルー×ブラウン、イエロー×グレーなど、華やかさを感じるカラーを意識的に組み合わせて。
- トップス<N. NATURAL BEAUTY BASIC> ¥8,470
- トップス<SAISON DE PAPILLON> ¥4,989
- ワンピース<green label rela> ¥14,300
監修
角佑宇子(すみゆうこ)
ファッションスタイリスト・ライター。『ananweb』『 女子SPA!』などをはじめとするWEBメディアにて、30代〜40代の大人の女性に役立つファッションテクニックやトレンド情報を発信。体型の悩みを改善する着こなし、トレンド服を上手に取り入れるコツなど、すぐに試せるコーデテクニックを提案しています。
Instagram:@sumi.1105