弟子屈ラーメンは「ひがし北海道」の摩周湖の麓に総本店を構え、
この地の気候風土の中で素材仕込みに特別な意味を意識している。
近郊のオホーツク海や豊かな大地を蛇行する川や原生林の
懐から自然の恵みを分けてもらい、それらをラーメンに盛り付けている。タラバ蟹、ホタテ、山ワサビ、クレソン、寒暖の差で
甘味を増した農作物など旬を取り入れることが大切だ。
特に弟子屈町の総本店は、摩周湖の伏流水が味に大きな影響をもたらすことは、知られた事実だ。

今回の北広島の開店で、札幌市内は4店舗の営業になるが各店が独自のメニューで、立地の地域性に応えている。
札幌のラーメンの歴史的聖域「元祖さっぽろラーメン横丁」は、
観光客も多く「味噌ラーメン」の注文が多い。3世代が集う、
地域密着のラーメン店を目指す郊外店は、
「むかし醤油ラーメン」もよく出るメニューだ。
ひがし北海道最古の歴史から復刻された「伝承の弟子屈醤」や「魚介しぼり醤油」」など、
多彩なメニューに加え、札幌北広島店独自メニューも登場するから、楽しみにしてほしい。