「ウェッジウッド」は、「英国陶工の父」と讃えられるジョサイア・ウェッジウッドによって1759年に創設されました。
創業者のジョサイアは素晴らしい陶工であるとともに、博愛主義やマーケティングの先駆者でもありました。ジョサイアは、生涯、研究と実験を重ね、陶磁器を芸術の域にまで高め、同時により多くの人に芸術を楽しむ喜びをもたらしました。ジョサイアの偉業には、時のシャーロット王妃より「Potter to Her Majesty（王室御用達の陶工）」と認められた「クイーンズ ウェア」、そして数千回の試作を経たオリジナルの素地「ジャスパー」などが挙げられます。その後ジョサイア二世の時代には、最高品質のファイン ボーン チャイナ製のテーブルウェアが手掛けられました。
265年にわたる伝統を持つウェッジウッドは、真のイギリス文化のアイコンであり、イギリスの企業家精神とクラフトマンシップの証になっています。創業者ジョサイアの精神は連綿とウェッジウッドに受け継がれ、高品質でデザインに優れたユニークなテーブルウェアや美しい装飾品を通して、現代も人々の生活を豊かにする瞬間を生み出し続けています。

「ロイヤル コペンハーゲン」は、1775年にジュリアン マリー皇太后により、デンマーク王室御用達製陶所として開窯しました。以来240年以上に亘り、ヨーロッパをはじめ世界13か国以上で展開されています。開窯して最初のディナーサービスに描かれた“ブルーフルーテッド”は、デコレーション番号「パターンNo.1」を与えられ、世界中から絶賛を浴びました。中国をその起源と伝えられるこのパターンは、1884年からアーティスティック・ディレクターに就任したアーノルド・クローのジャポニスムに影響を受けた感性によりさらなる洗練をかちえ、現在に至ります。今なおハンドペイントの伝統とロイヤル コペンハーゲン ブルーの澄んだ色あいは変わることなく、その静かな華やぎにロイヤル コペンハーゲンのクラフツマンシップと陶磁器製作に注ぐパッションは、豊かに息づいているのです。