食卓を素敵に見せる、おもてなしコーデの魔術師

パーティスタイリストって知っていますか?

数々の雑誌やCMのスタイリングを手掛ける久林紘子さん。
日々SNSで発信されるセンス抜群の投稿写真を、楽しみにしている人も多いのでは?
フリーランスのパーティスタイリストとして活躍する久林さんに、
気になるライフスタイルやおもてなしのコツを伺いました。




Tokyo Flamingo代表

久林 紘子さん

ハイファッションブランドのデザイン課、PRを経験したのち、ベルギーへ転居。ヨーロッパ各地で文化やデザイン、芸術について学び、自宅で定期的にホームパーティを開催。一昨年拠点を日本に移し、フリーランスのパーティスタイリストとして活動を開始。代表を務める「Tokyo Flamingo」では、シックな中にもエッジを効かせたパーティスタイリングを提案している。
Instagram @rohicocco

久林さんの肩書は、日本ではまだ馴染みの薄い〝パーティスタイリスト〟。空間を演出し、楽しさや喜びを生み出す〝おもてなしのプロ〟がパーティスタイリストです。久林さんがこの仕事を始めたきっかけは、2013年、ベルギーに引っ越したこと。「向こうでは、日常的にホームパーティが開かれるんです。それがとてもセンスがよくて。私もパーティが好きだったので子どもの誕生会を開催したら、そのデコレーションをすごく喜んでもらえたんです。2年住んで帰国したとき、これを仕事にしようと決めました」。
ベルギー時代は常に色々な場所を訪れ、文化を吸収していたそう。「例えばゴッホの画を観て、色の組み合わせや分量のバランスを研究したり。絵画もスタイリングの参考になるので、美術館にはよく行きましたね」。海外暮らしから学んだのは、〝引き算の大切さ〟だと久林さん。「日本だと、スタイリングを盛り過ぎてしまう場合が多いみたい。引くところがあるから、盛ったところが活きるのだと思います」。ヨーロッパでは、「天気がいいから」と飲み物持参で公園に集まるなど、気軽なパーティが暮らしの一部。「頑張り過ぎず、人の会話や場の雰囲気を楽しむことが、パーティ上手への第一歩です!」。





久林さんが指南!今年挑戦したい、ちょっぴり大人なパーティスタイリング



この時期のパーティは、赤、緑、白のクリスマスカラーを使いがち。でも久林さんが提案するのは、シックなモノトーンのスタイリングです。「今は大人っぽい色使いのパーティがトレンドですよね。そこに子どもが喜ぶ星のモチーフや、温かみのある植物を盛り込んで、家族で楽しめる雰囲気にしてみました。実はモノトーンを基調にすると、元々ある家庭のインテリアを活かしやすいんです。料理の色も映えるので、飲物やケーキにクリスマスカラーを使うのもいいでしょう」。準備の間は手元だけでなく、ときどき離れて全体を確認するのがコツだと久林さん。「空間全体の色のバランスを意識して。写真を撮って画面で見ると、客観的に確認できるのでおすすめですよ」。

キャンドルスタンドやケーキスタンドなど、高さのあるものを卓上に置くと、立体感が出てぐっとパーティらしく!ドライのユーカリはテーブルランナーの代わりに。テーブルランナーをあまり使わない日本の家でも、手軽に華やかさを出せるひと工夫です。ユーカリのほかには、モミや赤い実ものの枝を置くのもおすすめ。

プレートは重ねれば重ねるほど豪華に。重ねる色のバリエーションで、雰囲気がガラッと変わりそう。色遊び感覚で楽しんでみて。おしゃれなペーパープレートは、主に輸入パーティ雑貨を扱うサイトで購入するという久林さん。ナプキンやペーパーカップの柄もコーディネートして、完成度の高いスタイリングを目指したい。

松ぼっくりやオーナメントは置くだけで雰囲気アップ。冬らしい、温かみのある小物使いです。久林さん曰く「ツリーを出すのが大変なときの代役にもなりますよ」。松ぼっくりは100円均一ショップなどでも購入可能。表情豊かなホワイトやゴールドのペイントは、ペンやスプレーで簡単にセルフアレンジできるのが嬉しい。



忙しいラゾ女&ラゾママもすぐできる、久林流簡単おうちスタイリングアイデア

色選びとスタイリング次第で、大人なパーティにもはまるバルーンのアレンジ。同系色のリボンで吊るして。

ピックにゴールドや柄入りのペーパーを巻き、両面テープで貼り合わせれば、キュートなミニフラッグが完成!

テーブルやプレートに本物の花びらを散らすのも素敵!卓上が少しさみしいときにも助かるアイデアです。

紙テープや布、紐を束ねて作った即席のフリンジを吊るし、蝶モチーフを貼るだけで、白い壁も華やかに。

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