等身大のライフスタイルと
センスのよいもの選びが大人気

9歳のひなたくん、7歳のいちかちゃん、5歳のさくとくんという3人の子どもたちとご主人とのハッピーライフがInstagramで大人気の穴吹愛美さん。ポリシーのあるインテリアやファッションスタイルに憧れる人も多く、商品開発などのお仕事も増えてきたそう。

「Instagramで広がったご縁は楽しいけれど、あくまで私の本業は美容師です。家族と毎日、怒鳴ったりさわいだりしながら、朝から夜までを駆け抜けているだけ。おしゃれなことなんて全然ないんです。」

滅多に外食もせず、友達と遊びに行くこともあまりせず、趣味のカラオケも今は我慢。家計と向き合いながら、家族との時間を最優先。堅実に生活を楽しんでいるところにも好感度の高い穴吹さん夫妻。

気に入ったら
どうしても欲しくなる

そんな穴吹夫妻の共通の趣味の一つが、ファッション。

「2人とも洋服が大好きなので、もうすごい量なんです。私が、メンズアイテムのカジュアルなコーディネートが好みなこともあって、洋服はほとんど夫婦で共有。古着屋さんやネットオークションで、手頃な価格で手に入れることがほとんどですが、どうしても欲しいものはどーんと思い切って買ってしまうこともありますね。2人で10年以上は着続けるので、十分、元は取れてると思います（笑）」

気に入ったらとことん着る、ブランドネームはほとんど気にせず、自分たちの価値観で選ぶというポリシーがある2人。取材日に着ていたオーバーオールも、色違いで持っているというお気に入り。

「共有しているので、買い物の前はよく相談しますね。変わったデザインのものは飽きるので、流行に左右されないシンプルなものが多いです。ずっと好きでいられるもの、長く着られるものを基準に選んでいます。」

子どもたちの服も、毎日、愛美さんが選んでいるそう。

「女の子に多いピンクやフリフリのブームが、いちかにはあまりなかったです。家で着るプリンセスドレスで満足してくれています。だから3人とも同じような色合いで、雰囲気の似た服を着ていますね。」

ネイビー、カーキ、ブラウンといったダークカラーが好みの穴吹一家。別々の服を着ていても、5人が同じ空気感をまとっています。

キャンプに行くときも
みんな、いつもの格好で

“ハイブリッドファッション”という言葉は今回の撮影をきっかけに初めて聞いたという2人。機能性よりデザイン重視と言いながら、愛用している服が高機能だったことを発見。

「ワークスタイルやミリタリーものが大好き。つなぎとかフリースとかダウンジャケットとか、改めてワードローブを考えてみると、アウトドアブランドのものはけっこう多いかも。スポーツブランドのスニーカーもけっこう持っているなあ（笑）」

意識せずに選んできた結果、ハイブリッドファッションになっていたことに気づいた愛美さん。その意味を改めて考えてみました。

「私たち一家はキャンプが大好きで、子どもがまだ小さくてとなると、汚れが気にならないことや洗濯できることは大事。その点、アウトドアブランドの服は優秀だから、おのずと増えてきたのかも。」

汚れたらガシガシ洗濯できて、動きやすいこと。それを重視した服が多いので、家族の冬の楽しみであるキャンプや、移動が多い旅にも、仕事や学校に行くのと同じ格好で出かけます。

「主に車で移動しているので、薄着気味かもしれません。だけど冬のキャンプに行くときは、さすがに体温調節できる機能性のある服もよく利用していますね。夏は汗を吸って速乾性があるインナーも着るし、冬は保温性があるものが便利。」

家族になじむハイブリッドファッション。その自然体なスタイルが、多くの人の視線を引き寄せています。