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earth music&ecologyアース ミュージック&エコロジー

「earth music&ecologyはエシカルへ」。そんなキャッチーなTVCMで、確かな意思表示を発信した、<earth music&ecology>。
目指すのは、気づいたらサステナブルな商品だったという、日常生活に寄り添ったもの。
ベーシックだけどさり気なく可愛いアイテムに隠された、ブランドのこだわりに迫ります!

お話を伺ったのはこの方

楓岡朋子earth music&ecology
Tomoko Kaedeoka

アパレルのデザイナー歴は20年弱、<earth music&ecology>は3年半のカンパニー スペシャリスト。レース使いやパフスリーブなど、ブランドらしいさり気なくスイートなデザインが得意!

「earth music&ecologyはエシカルへ」2019年の発信以前より、エコ活動に挑戦してきた

「私たちがブランドメッセージとして“エシカル”を掲げるようになったのは2019年からなんですが、それ以前にもさまざまな取り組みを行っていたようです。私はまだ、<earth music&ecology>に移ってから3年半ほどなので、20年以上いるレジェンドのような上司に聞いてみたんです(笑)。そしたら、十数年前には『ワン ツリー プロジェクト』という、内モンゴル自治区のホルチン砂漠を緑化する活動をしていたそうで。対象商品のTシャツを1枚購入すると、中国の乾燥地帯に1本の苗木が植えられるというもので、NPO法人緑化ネットワークなどを通じて、10年かけて“アースの森”を作ろうという一大プロジェクト。私たち社員も実際に現地まで行って、植林活動をしたと聞きました。他にも、アフリカの子どもたちに清潔で安全な水を届ける『ワンリッター フォー テンリッター』という、ボルヴィック×ユニセフのプロジェクトにも参画していたこともあるそうで、かなり早い段階から活動していたようです」

現在は、サステナブルな素材を採用したさまざまなアイテムを発信中

「現在の取り組みのメインは、環境に配慮したサステナブルな素材を使うこと。例えば、回収したペットボトルから作られる再生ポリエステル繊維や、オーガニックコットン、COTTON USAなんかが多いですね。COTTON USAは聞き慣れない方も多いと思うのですが、オーガニックコットンと同様に、サステナブルなアメリカ綿のことです。水の使用や土壌の侵食を従来より削減できるなど、環境にかかる負荷を抑える製法で注目されています。素材だけではなく、縫製工場の労働環境等に問題がないかなど、独自の工場監査を進めています」

ここ最近のヒットは、落ち綿を使用したリサイクルデニム

「うちのリサイクルデニムは、紡績する際に落ちる、“落ち綿”を集めて100%再利用したアイテム。他にも工場排水をろ過して再利用することで水の使用量を削減したり、薬品や粉じんによる工員さんへの健康配慮で、ヴィンテージ加工にレーザー機械を導入するなど、素材にも加工にもこだわった製法で作りました。見た目は普通のデニムと遜色なし! 今日、私も履いているのですが、とにかくシルエットが秀逸で。形はストレートがお気に入りなんですが、コンプレックスをカバーしてくれるので、スタッフの間でも人気なんですよ。定番アイテムとして少しずつアップデートしながら発売しているので、ぜひ店頭でチェックしてみてくださいね」

文字量とイラストで可愛く、わかりやすく!こだわりのタグデザインがポイント

「サステナブルな素材を使ったアイテムには、専用のタグを付けるようにしています。例えば、オーガニックコットンなら、綿花のイラストがデザインされたものだったり、再生ポリエステル繊維なら丸いタグを。そして、それぞれ裏面にはどんな素材なのか、どこがサステナブルなのか明記しています。ポイントは、文字量は少なく、こむずかしくならないこと。私もそうなのですが、文字ってあまり読まないじゃないですか。なので、それを補うためにイラストを入れて、わかりやすく、可愛くデザインするように気をつけています。例えば、回収したペットボトルから作られる再生ポリエステル繊維なら、ちゃんと500mlのペットボトル何本分使用しています、とイラストで記載することも。そうすると、お客様もわかりやすいし、なんかいいことしているな、って気にもなっていただけますよね」

TVCMやSNS効果もあって、少しずつエコなブランドとして認知されるように

「可愛くてお手頃価格、という点を気に入ってくださるお客様が多いので、正直、あのTVCMで“エシカル”なメッセージがどこまで伝わるのか少し不安でした。女性タレントさんと、バングラデシュの工場で働く同世代の女性が登場するというものなんですが、知らない方からしたら、どうして外国人の女の子が映るんだろうとか、不思議に思われるかもしれない。ただ、先ほどのリサイクルデニムをSNSに投稿したら、思いの外反響があって。『可愛いのに、エシカルなのがいいですね』、というコメントをお客様からいただいたんです。あのTVCMやSNSをきっかけに、少しずつ認知されてきているのを実感しました。皆さん、エコだから買う、というよりは、可愛くて、それでエコだったらもっといいよね、といった印象です。こんな風に、普段の生活に自然に浸透して、いつのまにかサステナブルな社会に貢献しているというのが理想ですね」

お客様に長く愛していただける商品を作ること、これもサステナブルの一環

「レジ袋が有料化されてから、店頭ではマイバッグを推奨するようになりました。また、店頭へ商品を納品する際に使用するBOXを、使い捨てのダンボールから何度も使えるリターナルBOXという組み立て式のものを極力使用するなど、素材以外の取り組みも進めています。<earth music&ecology>の魅力って、10代の女の子にとっては“おしゃれの登竜門”として、また親子でファンになっていただけるところだと思うんです。そんなお客様に向けて、着心地がよくて、長く愛していただける商品を発信していきたい。長く着続けることも、サステナブルにつながる取り組みのひとつだと思うので」

earth music&ecology

earth music&ecologyのおすすめアイテムをチェック

  • 左:スムーススリーブレスカットソー999円(税込)・シアーブルゾン2,999円(税込)・キャンブリックフレアスカート1,999円(税込)
  • 右:スムースボックスTシャツ999円(税込)・シアーVネックカーディガン1,499円(税込)・キャンブリックワイドパンツ1,999円(税込)

オーガニックコットン使用のノースリーブとTシャツ、肩のラインを落とすことでさりげなく華奢見せ効果も期待できます。