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フラワーアーティスト束花智衣子さんに学ぶ、
花のある暮らし

2018/05/25

夏に向けて花や植物が生き生きとしてくるこの季節。雨が降るごとにその美しさが増してくるようです。花の種類が豊富になるこの時期は、ぜひインテリアにも取り入れて気持ちをリフレッシュしたいもの。生け方だってむずかしく考える必要はありません。花瓶がなければ身近なもので大丈夫。そんな手軽に楽しめる花との付き合い方を、フラワーアーティストの束花智衣子さんにお聞きしました。お気に入りの花を見つけて暮らしに潤いを取り入れましょう。

「梅雨から夏に向かうこの時期は花の種類も豊富で、さまざまな花がお店に並びます。アジサイをはじめ、シャクヤクやクレマチス、グロリオサ…。アジサイひとつをとっても年々品種が豊富になってきているので選ぶのに迷ってしまうくらい。花を選ぶときは色や形など好みで決めてOKですが、同じ花でも品種によって水揚げ方法などが変わる場合もあるので購入時にスタッフに確認しましょう。おすすめなのは自分の好みの花を置いているお店を見つけること。また生けるときはあれこれと入れず、花の色数を絞ったほうが失敗しません。花を1~2種類に絞り、ユーカリなど葉ものを組み合わせるとまとまりやすくなりますよ。」

束花さんがレクチャーしてくれたのは、ボルドーカラーが印象的なシャクヤクをメインにした生花の生け方とドライフラワーを使ったスワッグの作り方。大輪のシャクヤクはただそれだけでも存在感があるので、グリーンがかったビバーナムとユーカリを組み合わせて色を引き立てました。またスワッグにはドライフラワーにしやすいカスミソウやリモニューム、スティリンジアをセレクト。今人気の華やかな着色カスミソウも加えてカラフルに仕上げます。

季節の花を生ける

季節の花を生けてリビングや玄関に飾っておけば、空間が華やかになること間違いなし。初心者でも失敗しない生け方のコツは、口の狭い花器を使うこと。広いものだと茎や枝が固定されず、まとまりにくくなります。また、せっかく生けた花を長持ちさせるため、枝を切るときは水の中で「水切り」をして水を十分に吸い上げられるようにします。今回選んだビバーナムは水を吸い上げにくいので、斜めに切った後に中のワタを取り除きます。花瓶の水をこまめに取り換えて濁らないようにするのも重要なポイント。水が上がりにくくなったら水切りを繰り返して短くなり過ぎたら小さな花器に入れ替えて長く楽しみましょう。

[材料と道具]
*( )内は品種名

〈花材〉
シャクヤク(オールドフェイスフル)・・・3本
ビバーナム(スノーボール)・・・2~3本
ユーカリ(レッドグァムナッツ)・・・4~5枝

〈道具〉
花瓶
園芸ばさみ
新聞紙
バケツ

シャクヤクの先端は斜めに水切りする。ビバーナムは先端を斜めに切ったあと中のワタを取り除き、皮を1~2㎝ほどむいておく。ユーカリは先端に1㎝ほどの切り込みを入れる。

花瓶に2/3くらい水を入れる。水に浸かる部分の葉は全て取り除いておく。こうすると見た目がきれいになるだけでなく、水が腐るのを防ぐことができる。

中心になるシャクヤクを1本、花瓶に生ける。

ビバーナムとユーカリを生ける。どこから見ても同じボリュームになるよう注意する。花瓶の中で茎と枝がクロスするように挿していくと固定しやすい。

残りのシャクヤク2本を生けて、最後にバランスを整える。

大きめの花瓶がない場合は空き瓶などを利用する。シャクヤクは瓶の高さに合わせて短めに水切りをして生ける。

短めに切ったユーカリを1~2本生けて整える。

左)食品保存瓶を花器代わりに。鮮やかな黄色の花が美しいグロリオサ(レモンイエロー)を3輪生け、ハゴロモジャスミンのツル2~3本をグロリオサの茎の股に引っかけるように挿します。ツル性の植物は動きが出るので、口の広い器を使う場合におすすめ。
中)ミニコンポート皿を花瓶代わりに利用。食器を使う場合は、平皿ではなく深さがあるものを選んで。ベルの形をした花がキュートなクレマチス(フラッシュピンク)を皿の内側の曲線に沿わせるように丸め、縁に引っかけるようにして生けます。
右)グラスを使うときは、ボリュームのある花がおすすめ。短めに切ったリモニュームを10本ほどに分けてグラスに挿しただけ。花が広がりやすいので1種類だけでも見映えがします。リモニュームはドライフラワーにしやすいのが特徴で、そのままドライにしても色落ちしにくいです。

ドライフラワーを楽しむ

ドライフラワーは水を換える手間がなく、季節を問わずインテリアの一部として楽しめるのが魅力です。リースなどさまざまなアレンジがありますが、手軽なのにおしゃれに見えるのがスワッグ。スワッグとはドイツ語で「壁飾り」の意味で、壁に掛けやすいよう片側を平らに仕上げるのが特徴です。きれいな色をキープする秘訣は、花を購入したらできるだけ早めにきれいな状態のまま逆さに吊るしてドライにすること。風通しのよい場所に吊るすことが大切です。カラフルに仕上げたい場合は着色されたカスミソウを使うのがおすすめ。色をたくさん使う場合は色別にグルーピングすると、まとまり感が出ます。

[材料と道具]
*( )内は品種名

〈花材など〉
エリカ・・・2~3本
着色カスミソウ・・・2~3色を各2~3本
リモニューム(南十字星)・・・2~3本
スティリンジア(染黄)・・・2~3本
ラフィア・・・適量

〈道具〉
園芸ばさみ

花は重ねやすいよう、大きく枝分かれしている部分を切り分けておく。

一番長いものをテーブルに置き、徐々に短くなっていくようにして花を重ねる。このとき同系色でまとめ、色別にグルーピングする。

全て重ね終わったら、全体のバランスを整える。

ずれないよう手で押さえながら、下部にラフィアを巻いて結ぶ。

枝の長さのバランスが気になるようなら切り揃える。

PROFILE

束花智衣子 | Chieko Sokuka
フラワーアーティスト

「SOCUKA」のビジネスネームで活動。広告会社で撮影商品の仕事に携わった後、花に関わる仕事を極めるためにフラワースクールでノウハウを学ぶ。卒業後はウエディングフラワーのアルバイトを経て2002年にH.P.FRANCE入社。H.P.DECO花屋担当を経て、2007年にフリーランスとして独立。現在はウエディング用のフラワーアレンジのほか、商業施設の生け込み、フラワーアレンジメントの受注制作、イベントなど多方面で活躍している。

https://www.socuka.com/

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