
2022.10.17
知的で大人な印象に
スタンドカラーコートの着こなし方
2022.10.17
知的で大人な印象に
スタンドカラーコートの着こなし方
年間を通してアウターのトレンドとなっているスタンドカラーコート。前を閉じて着ればキリッとクールな印象に、ラフに羽織れば知的な華やかさを醸し出すことができ、表情を変えられるのが魅力です。そんなスタンドカラーコートの失敗しない選び方と着こなし方法、シーズン別のおすすめコーデを徹底解説します!
CONTENTS
#01 &mallで人気のスタンドカラーコート
#02 スタンドカラーコートの特徴とは?
#03 スタンドカラーコートの選び方
#04 スタンドカラーコートのコーデ例
└秋冬のスタンドカラーコートコーデ
└春のスタンドカラーコートコーデ
&mallで人気のスタンドカラーコートはこちら!
スタンドカラーコートの特徴とは?
スタンドカラーコートは立ち襟のデザインが特徴のコートで、首元まで覆われるため、しっかり防寒できるのがポイント。男性のコートにも多く見られるデザインで、女性が着るとトラッドな雰囲気やモード感を演出できます。きちんとした印象なのでオフィスコーデにもぴったり。カジュアルなコーデに大人のムードをプラスするときもおすすめです。
スタンドカラーコートの選び方
■素材

秋冬のスタンドカラーコートで定番の素材は、保温性に優れ、季節感も出るウール。高級感や心地よい肌触りがほしいときは、ウールとカシミヤの混紡素材もおすすめです。ムートンやボア、ダウンなどカジュアルな素材にも注目が集まっています。コットンやポリエステルは軽やかな春アウターの印象がありますが、裏地やライナーが付いていればオールシーズン活躍するので、長く愛用できます。
■着丈

膝くらいまでの長さのロング丈が主流で、ボトムスを問わずバランスもとりやすいです。きれいめな印象もあるので、オンオフ問わずに着用できるのもポイント。お尻にかかる程度の短めの丈は、軽やかでカジュアルな雰囲気。春に着たい場合に使いやすく、比較的ボリュームのあるボトムスとの相性が良いです。 足首までかかるマキシ丈はAラインシルエットで着こなしたい場合や、真冬のコーデで人気があります。
■カラー

黒やグレー、キャメル、ネイビーなどの定番カラーは着回しがしやすいので、まず手に入れたい色。 グレージュやエクリュなどのニュアンスカラーは、柔らかく女性らしい雰囲気に仕上がります。白やイエローなどのあえて目を引く色を選んで、ダークトーンになりがちな秋冬のコーデを鮮やかにするのもおしゃれですね。また、カーキやベージュ、ブラウンなどのアースカラーは、落ち着いていてさまざまな色味に合わせやすく、コーデに馴染んでくれる優秀カラーです。
スタンドカラーコートのコーデ例
コーディネートのポイントと合わせて、使用アイテムや類似アイテムをご紹介します。
お気に入りのコーディネートをお楽しみください。
■秋冬のスタンドカラーコートコーデ

前を閉じて着るときちんと感が出るのも、スタンドカラーコートの持ち味。オーバーサイズ過ぎないものならドレスのようにドラマチックに着こなせます。ウエストベルトでメリハリをつけるのがポイントで、スタイルアップも狙えます。ウエスト位置から下のボタンは留めず、カラースカートを見せると、華やかさと脚長効果も実現します。

ベージュやカーキのアースカラーは落ち着いた雰囲気を出せますが、地味見えしてしまうことも。オレンジのタートルネックをスタンドカラーの襟元からチラッと覗かせて、華やかさと若々しさをプラスしましょう。アースカラーと相性の良いレオパード柄のパンプスや、くすみブルーのバッグなど、小物で遊ぶのもOK。

この冬は、ふっくらとした丸いフォルムが特徴のパファーコートがトレンドですが、カジュアル過ぎてなかなか手が出せないという人におすすめなのがスタンドカラー。きれいめ&シャープな見た目で、全身をホワイト系でまとめても膨張を防いでくれます。ベージュに近いホワイトなど、トーンの違うアイテムを組み合わせるのが、のっぺり感を回避するコツです。

スタンドカラーコートは、フェミニンなワンピースを大人っぽくシックにまとめてくれます。トレンドのピスタチオグリーンにブラックを効かせて、かわいくなり過ぎないコーデにすれば、感度の高い落ち着いたイメージに仕上がります。簡単にできるワンピーススタイルなので、ぜひお試しを。

ジャケット感覚で気軽に羽織れる上に、こなれ感たっぷりのショート丈のスタンドカラーコート。ストライプシャツ×スラックス×ローファーのトラッドなアイテムと相性がピッタリです。前を開けて襟を倒し、ボリュームを出すと、さらにおしゃれな雰囲気になり、小顔効果も得られます。抜き襟でラフにゆるっと着るのもおすすめです。

ミニスカートにロングブーツを合わせた秋冬トレンドスタイルに、スタンドカラーコートを合わせると、知的で大人っぽいレディライクなコーデになります。コートも含め、全体をボルドーからブラウンのグラデーションで統一することで、おしゃれ上級者な着こなしに。胸元をブローチで飾り、遊びを効かせるのも粋です。
- その他アウター<NATURAL BEAUTY> ¥22,495
- ニット・セーター<NATURAL BEAUTY> ¥6,732
- ひざ下スカート<NATURAL BEAUTY> ¥3,564
- ブーツ<NATURAL BEAUTY> ¥6,490

すっきりとした襟元のスタンドカラーコートは、アウター同士のレイヤードも楽しめます。旬なファーベストを重ねてコーデに奥行きを出せば、Tシャツ&デニムという王道カジュアルスタイルも今っぽくレベルアップ! コートの袖を腕まくりしたり、Tシャツをウエストインしたりと、こなれた着こなし技も駆使して、スタイリッシュに決めましょう。

オーバーオールにスニーカーというオーソドックスなカジュアルコーデ。羽織るコートもオーバーサイズでリラックスした雰囲気ですが、スタンドカラーのディテールが入るだけでピリッと引き締まり、ほっこり見えしないコーデにまとまります。表地はチェック、折り返すとブラウンになるツートンカラーもアクセントになります。
■春のスタンドカラーコートコーデ

すっきりと上品な印象のノーカラーコートは、きれいめコーデの必需品。ストールやマフラーが巻きやすいので、防寒対策もばっちりです。モノトーンコーデに羽織れば、大人の洗練された冬の着こなしが完成! ロングブーツにパンツインしたスタイルで、ワンランク上の装いを目指しましょう。

高めの襟、袖コンシャス、イエローカラーと3拍子揃ったデザイン性の高いスタンドカラーコートは、コーデの主役級アイテム。カットソーとデニムのラフなワンマイルコーデでも、羽織るだけで一気にお出かけ仕様に早替わり! 春のコートは明るめを選ぶと気持ちもコーデも華やかになり、軽やかに装うことができます。

フワッと広がるレースのスカートが履きたくなる春。合わせるアイテムは、あえて辛口なものでギャップのある甘辛ミックススタイルにしましょう。スタンドカラーコートでピリッとスパイスを効かせ、白いスカートとのコントラストが出過ぎないカーキをチョイス。マイルドなクールさがプラスされて全体がなじみます。

春のスタンドカラーコートは軽くて薄手なので、前を閉めればワンピースのようになり、アウターとして着回しの幅が出ます。ボトムスに選ぶパンツの柄の分量が多いと、くどくなりがちなので、優しい柄をコートの裾から見せる程度にアクセントをつけましょう。シャイニーなシューズやミニバッグなど、さりげなく主張してくれる小物合わせを。

ボーダーカットソーは春の定番として無難ですが、ワンパターンなコーデに陥りがちです。パキッとしたホワイトのパンツと、クールさが増すブラックのスタンドカラーコートで、都会的なマリンスタイルにクラスアップしてみて。黒と白のコントラストがシャープなメリハリを生み、定番のボーダーが様変わりします。アクセサリーはシルバーを選び、とことんかっこ良く!
監修
森田文菜(もりたあやな)
スタイリスト・ライター。タレントや雑誌をはじめ、メンズ・レディース・プロップスまで幅広い媒体でスタイリングを担当するスタイリスト。またwebメディアのファッション記事をはじめとするライターとしても活動中。テレビ・ラジオ・YouTubeなどでのファッション解説も行っています。
Instagram:@ayana0811m